ペーパーウェル06 イベント後記 その1

ネットプリントを大勢で同時に配信して楽しもうという企画「ペーパーウェル」の第6回運営を担当しました。そのメモ & 報告記事です。
(↓写真はわたしがネプリで出力してきた作品群の一部)

ひとまず、参加のみなさんに御礼を申し上げます。ありがとうございました。
おかげさまで開催期間の6月18日(金)~27日(日)のあいだたくさんの作品情報がタイムラインを行き交って賑やかでした。配信初日から怒涛のように感想ツイートも流れ、RTが追いつきませんでした^^ 
さて作品数ですが、今回とうとう100の大台にのりました!

告知総数  105件
タグ別
#データ  55件
#ウェブ  13件
#ネプリ  93件

(作品詳細 記事の末尾に配信告知まとめモーメントを置きますので、よかったらご覧ください)

作品総数ではこのくらいを維持して、ある程度「顔の見えるイベント」であり続けたいなと個人的には思っています。
また、今回はデータを用意してくださった方が多かったので、総数で増えたものの手間や経費負担はあまり変わらなかったんじゃないでしょうか。お金かかる~って声もよく聞いたので次回は自分もデータの用意をしようかなと考えています。

では、ツイートから拾った「ペーパーウェルよかった探しをどうぞ。

企画全体について
・好みの作品に手軽に出会える
・初参加だったけど楽しめた
・テーマへの切り口がさまざまで面白い
・折本に初挑戦して楽しかった
・折本スキルが上がった
・刺激がもらえた
・賑やかでお祭り感がたのしい
・すごくたくさんプリントしてもらえた
・回を重ねて思い出ができるのが嬉しい

ネプリについて
・紙は目に優しい
・折本やっぱ面白い
・コンビニへ出向くのが散歩になってよかった
・印刷するワクワク感

感想など交流について
・参加者同士知り合えた
・感想うれしい、ありがたい

感想については、今回特定の人だけではなく多くの人が投稿くださった結果の盛況でした。「こんなに感想をもらうの、初めて!」という声も聞かれて嬉しかったです。
感想は今後もお待ちしています。#ペーパーウェル06感想 タグでどうぞ^^


昨日運営二人で反省会をしましたので、運営からの感想も。
「いろんなジャンルの作品があって、いろんな参加者が企画を通して交流する場所に」という希望通りに場所が育っているなあ、ありがたいなあと話し合いました。運営が毎回スムーズに運んでいるのも、みなさんの協力によるものです。ありがとうございます。
個人的には工作っぽい作品とか、コミックと文章の混成作品とか、短詩の詩形ミックスとかどこで発表したらええんや・・・・・・となりがちな作品がたくさんあったのが嬉しかったなあ。わたしもここぞとばかりコラボでジャンル不明な作品で参加しましたけれど、その話は後記2で^^

では、ぼんやりなわたしの運営を無事イベント終了まで運ばせていただけましたことにあらためて御礼申し上げます。次回については運営担当ななさんがもうツイートしていますよ! (さっすが仕事はや~~いw)
次回もよろしくお願いいたします! お読みいただきありがとうございました。

twitter.com
twitter.com

『百花迷草』の制作とイベント報告

先日京都で開催されたそこ文(そこの路地入ったとこ文庫)というイベント関連記事です。内容は

1 これに向けて制作した手製本『百花迷草』のこと
2 イベントにお邪魔した報告
3 最寄り駅・京都御池界隈をスナップ写真で紹介

となります。

1 『百花迷草』のこと
短文アンソロジー『百花迷草』は、A6サイズ横型・和綴じの布張り手製本です。実在しない花についての140字をツイッターで募集し、総勢43名・61作品のアンソロ本になりました。作品の8割はいわゆる「ついのべ」、あとは短詩系が各種といった構成です。

手製本の制作についてはモーメントで見ていただけます。こちらをどうぞ。
twitter.com



2 イベント「そこ文」について

下のリンクはそこ文さんのホムペです。同イベントは第3回も「Cafe YoKoSo」さんで9月に開催予定(サークル募集は終了)、第4回12月開催予定ぶんのサークル募集はこれからだそうです。
potofu.me

・地下鉄御池から会場のCafe YoKoSoさんへ
イベントには近所で前泊し、当日昼ごろまで御池駅界隈を散策してから伺いました。会場のカフェへは地下鉄烏丸御池交差点から北へ2筋上ってレンガの建物を西へ入ります。ちょっと表通りから入っただけで、小さな町屋の残る街並みに。↓こちらはカフェのある通りを歩いていて気に入った建物。

まずこれ。看板に「加賀特産白山紬小巾二巾二四巾三巾四巾」と。
ホムペを見ると染める前の反物専門店のようで、そこには
「三浦清商店は白生地や。
用途に応じた白生地をご利用ください。
切り売りもしてございます。
各種悉皆も承っております。」
いいですね、プライドを感じます。

ここは薬問屋が並ぶ通りだったらしく、薬祖神祠という薬の神様を祀った横に薬業会館と薬屋が並んでいました。大阪では道修町に似た風景が残っています。

これはよくわからないけどタイルがとてもかっこいい建物。好み^^


いよいよ到着。Cafe YoKoSo さんはウェブで写真を見ていたのですぐわかりました。中庭に面した大きなガラスからの光が入って明るくお洒落です。が、おしゃれ過ぎて居づらい感じはなくて常連さんに愛されるアットホームな店。ここはきっと穴場^^
そして自作品の『百花迷草』ですが、この時点ですでに完売していました。万歳!(小規模イベントで納入が各5冊までなので別に大したことはない) お買い上げのみなさま、ありがとうございました。

それにしても紙の本が並ぶとやっぱり楽しい。わたしも久々に面陳で同人誌を選ぶことを味わい、運営のめるさんたちと同人的おしゃべりを楽しんで店を後にしました。
↓これはお土産にいただいた常連さんの手作りクッキー。素朴な味わいで美味しかったです。ごちそうさまでした^^

それから、ありがたいことに『百花迷草』は今後も「Cafe YoKoSo」さんで閲覧いただける運びとなりました! (下のツイート参照) 店主さま、ご厚意に感謝いたします。


「これはゆっくり読まないともったいないね」と言って貰えまして

と運営さんから。本当に嬉しいですね! アンソロにご参加のみなさん見に来ていただけるかもしれませんし、まったく縁のない方の目に触れるチャンスもできることをありがたく思います。京都へお越しの際はぜひ Cafe YoKoSo さんへお立ち寄りください。最寄りに京都国際マンガミュージアムもあります。


3 御池(おいけ)駅近辺の写真ログ
ここからただのお散歩写真です。よかったらお付き合いください。

前日は昼に京都入り。烏丸から仏光寺へランチをさがして見つけたキッシュのお店。町屋カフェは若いお姉さんで満員、鮭のキッシュ美味しかったです。


地下鉄で御池へ。地下鉄を出たらカシワバアジサイがきれいでした。


新風館ってまだ行ったことがなかったなーと一巡り。緑の多い中庭が開放的で居心地いいですね。ショップは和風な鉢物のお店が珍しかった。


そのあとはレンガ造りの京都文化博物館へ。まずは一階の和紙のお店で手漉き和紙をたくさん見て触って買いました。こちらは手漉き和紙が好きな方にはお勧め! 下写真はたっくさん買ったなかの一枚です。野性味がちょうどよいな。


ここで足がもう棒、中庭のカフェで休憩しました。ケーキ売り切れてた(涙


その後企画展と常設をゆっくり見て、向かいのアンティークショップに。雰囲気がよくて入ってみたかったのですよ。お値段ちょっと高いかなーとおもいつつ旅の土産に小皿一枚、、、が、さっきのクッキーの写真です。印判って一時期大量に出回った庶民のお皿、模様がおもしろくてよい。


この日はここからホテルまで晩御飯のお店を物色しながら歩いたんですが結局見つけられず、部屋でレーズン蒸しパンを食べて眠りましたw しかしうわさに聞いていた「ロバのパン」です! 食べずに死ぬかと思っていたのに。ご縁です。

さて、翌朝は激しい雨音で目が覚めました。予約なしでは朝ごはんムリですと言われてふらふら御池に移動し、たどり着いたのはポールボキューズ。なんで京都でポールやねん、、、w

イベントは11時からだったんですが、並ぶのが嫌だったので第一陣がひけたころにと時間つぶし。烏丸御池の南西は京都ならではのお店もいろいろ。こちらは和装雑貨の店。

さいごにランチ代わりに食べたベルアメールのパフェを貼ります。

今回はやっぱりお店で食事をすること自体に積極的になれなかったので、美味しい写真は控えめな旅となりました。
でもベルアメールのベリーとチョコのパフェはさすがに美味しかったし、濃い葡萄色の紗の着物に重ね衿と半襟を新しくして出かけたのも、中ヒールでなんとか行程をこなせたのも嬉しかったので満足です。欲張らずにラッシュアワーを避け早々に帰宅したので、早く安心して移動できるようになるといいなとあらためて思いました。

次の旅はいつになるかな。またここで報告ができますように。
さいごまでお読みいただきありがとうございました^^

2020年って何してたっけ? 創作TALKに参加します

「あけましておめでとうございます」
ことし初ブログ記事なのでご挨拶から。

表題のとおり、Twitter企画「創作TALK」に2020年も参加します。
twitter.com

こんなかんじで並べていきますね↓
1 通年やってたこと
2 手製本
3 紙工作
4 イベント参加
5 これからのイベント予定
6 今年美味しかった写真どーん!!

1 通年やっていたこと
短歌ハッシュ
まず、通年やっていたこと。もう4年になる短歌のネプリ企画『短歌ハッシュ』、直近(新春号)はこんなかんじのイラストでしたね。毎回メンバー集まるのかなとドキドキするんだけど、なんとか今年も12回やれました。みなさまありがとうございました!

日々描く
Twitterで知り合ったおえかきさんたちとゆるゆる人物のスケッチを描いたりも。これ、きっかけはまーこさんだったんですよねえ。(まーこさんについては下のねとらぼさんの記事参照)
今年はTwitterで絵や着物の方面でフォロワーさんが増えて、活動も幅が広がったように思います。ありがとう、フォロワーさん!

それでネプリに甲冑を取り上げたら、ねとらぼさんに載せていただけたりしてすっげえ棚ボタにあずかりました! その節はありがとうございましたぁあああ(大声) ↓ねとらぼの記事
nlab.itmedia.co.jp

2 手製本
春にオカワダアキナさんのネプリ配信作品を豆本に。


秋はテキレボ向けにエッセイの手製本『カルトン』を制作していました。いつもと違う版型、スクエアでガーリーなリボン結びの形式です。うっかりミスをリカバリーしつつ、ちょっと増産がんばりました。


3 紙工作
もともと和紙が好きだったんですが、秋口にTwitterでフォローした和紙屋さんからすてきな雲龍紙を買っていろいろ作ってみたりしてました。




そうそう、ついでに「コロナと創作」ネタ。

うちのご近所では昨春すでにクラスターがあったのでこんなの作ってマスクの下にあててたりしたのですよ。牛乳パック製w
季節のもの
クリスマスのオーナメントとか


晦日に箸袋とかww


4 イベント参加
・1月にリアルで京都文フリ参加(遠い目~)
ここからリアルイベントが全部なくなってウェブ主体に
・ネプリ企画 ぺーパーウェルには2度参加
Twitter企画の作業会 そうさく好日には皆勤 
・夏のちょこ文さんも折本2つで参加

5 これからのイベント参加

まず昨年末から開催中のイベント「テキレボ」です。

たくさんの方にお買上げをいただき、おかげさまでサークル花うさぎはすべて終売とさせていただきました。ありがとうございます! すでにお知らせしましたがお届けの時期延長でご迷惑をおかけします。申し訳ないですが春まで気長にお待ちくださいませ。

こちらのイベントはたくさんサークルが参加しています。うちは終売ですがまだまだ頒布期間がありますのでぜひカタログを覗いてみてください。
text-revolutions.com

3月 東京渋谷のカフェギャラリーMOTOYAさん主宰 Book Lovers  昨年に引き続き展示のみで参加予定。こちらは現在参加者を募集中。

5~6月  京都で開催のそこ文(そこの路地入ったとこ文庫)さん主宰 そこ路地文庫  3月に初のイベント開催予定、現在は第二回以降の参加者募集中。

この2つのイベントは制作中の「石」をテーマにした手製本で参加します。工場から出た不要な紙を製本してプレゼントという、ツイッター企画でいただいたものを加工します。完全な手製本ではないぶん、工作的な面白さを加えたいな。紙を石に見せることが楽しいです^^ 仕上がりを楽しみにしててください。



6 さて、恒例になりました「今年の美味しい写真」をどうぞ。










甘いものに力が入ってしまいがちな2020でした。2021年はこういうかんじの

和食をもっと頻繁に作りたいです。がんばろー。どうか見守ってください。

では、最後までお読みいただきありがとうございました! また一年よろしくお願いいたします。

お知らせ ちょこ文・折本フェアに参加します(配信番号あり)


明日23日から、ちょこっと文芸福岡さんが主催される おうちdeちょこ文 というイベントの折本フェアに2種類で参加します。
どちらもセブンでのネプリ配信とPDFの配布があります。(PDFは運営さんのほうでDLの情報ページを順次用意くださるそうです ↓ )
150種類ほど揃うそうですよ。この週末は折本をおりおりしてみませんか。
https://chocottobun.wixsite.com/kameweb/yomu0

では配信内容の紹介です。

1.短歌ハッシュ8月号、テーマ「モザイク」。(再配信です)

配信番号 04781329 A4 カラー 60円  29日まで

A4をタテヨコ半分に四つ折りするだけのものです。折らずにブックカバーにも。


今回はお題なし、モザイクのイラストを見て自由に詠んでいただきました。絵はイタリアのモザイク床出土写真が美しくて描きたくなりテーマに決めたのですが、超めんどくさかったですw ちなみに文字はラテン語の格言で、「道がなければつくろうぜ」ってな意味らしいですよ。参加者のみなさん、それも考え合わせて詠んでくださってイラストにぴったりの歌が揃いました。

参加者は
うさうらら @usaurara
草薙 @naaaaagi_31
幻ノ月音 @moon61226676
笹波ことみ @kxtxmi
なな @nano1257
庭鳥 @niwatoring
むうこ(諏訪灯) @_skydew
望月万里葉 @perhonaribon   以上8名です。


2.イラストの折本「かっちゅうの! 折本にございます」

最近よく描いている時代衣装のスケッチ集、かつ甲冑(かっちゅう)の解説本です。
甲冑って首から下が謎じゃないですか? 
「ぐちゃぐちゃしててなにがなんだか。。。ミノムシみたい」
と思ってるあなたに向けて描いた超初心者向けかっちゅう本!

配信番号 07472444 A4 カラー 60円  29日まで

で、作り方。3か所切込み入れるのでハサミかカッター用意してくださいね。では、いきますー。






どうですか、できましたか? わからんかったらツイッターで訊いてくださいね。感想などもお待ちしていま~す!

カルトン第5回 蝙蝠蘭(コウモリラン) を公開します

こんばんは。ブログご無沙汰ですし、終戦記念日である今日がふさわしいエッセイをひとつ公開します! コラボ花うさぎはこの春まで一年間、1500~2000字程度のエッセイを毎月発行してきました。その12通のうち、これは私が磯崎さんへ宛てた手紙です。また、この全12回をイラスト含めて製本して次回テキレボ新刊としてお届けできたらいいなとわたしの頭の中で構想中です。まあ、明日のことはわかりませんけどね!^^ では、どうぞ。

カルトン第5通 蝙蝠蘭(コウモリラン) 


この数日で涼しくなって、うちの植物たちもホッとした様子です。先日ここに蝙蝠蘭(コウモリラン)を迎えました。「蘭」が付くけど分類上はシダ、別名を麋角羊歯(ビカクシダ)と言います。牡鹿の角のように宙を突く長い葉と、その根元に巻く美しい網目模様の丸葉。温帯植物を見慣れた目に異形と映るその造形を眺めていると、鼻腔に南洋の密林の匂いが満ちてきます。
「南洋で戦死して木箱だけ帰ってきた」と伯父のことを聞かされて育った私にとって南洋とは戦地のことです。そのせいかOL時代に南の島へのリゾート旅行が流行っても私はまったく乗れなくて、ランチタイムをもっぱら相槌でやり過ごしました。まあ、集団に馴染めないのは幼少からのことで、私も愛さんと同じ登園拒否の前科者です。思えばネットが世の中に浸透するまで、集団にあってはいつもそんなでした。属性の違いで集団から弾かれぬよう、イソップの蝙蝠にならぬように。
私が蝙蝠をはじめて間近に見たのは兄の手の中でした。その光景を、まるで邪悪なものが兄を手の先から侵していくように私は感じました。たぶんテレビの影響でしょう。でもその不幸が兄を襲う予感は、残念ながら後に現実となりました。私は「蝙蝠が不幸を運ぶのではない、人が不幸に遭うのは蝙蝠が暗がりを飛ぶのと同じくらい当たり前なんだ」と思いつつ、一方で気味の悪いイメージに誘われてそこに因果関係を見もします。


さて、この羊歯の二つの名前が王たる鹿と異端者の蝙蝠というのは面白いです。人が聖女と売女、王子と乞食といったような両極端を求めがちなことと同根でしょうか。人は見たいものを見る。
蝙蝠といえばドラキュラですね。これはまたさっきとは別の伯父ですが、まるで映画のドラキュラ伯爵のようなイケメンも居ました。蝙蝠ではなく、肩には外国の尻尾の長い猿。スリーピースを着て洋モクをふかしていると、そこが山陰の漁村であるのが不思議でした。随分前に亡くなりましたが、先日母と伯父の話題になって「看護婦に手を出す奥さん泣かせの医者だったんでしょう?」と言うと呆れた顔を返されました。医者だった以外は全部私の妄想だ、いい人だったし夫婦円満だったと言うのです。あれ? おかしいなあ。



種の話、懐かしく拝読しました。覚えてますか。知り合って間もない頃です。ウェブで書くことは小さいかも知れないけど必ず何らかの影響を周りに及ぼすはずだと言ったとき、同意のコメントをくれましたね。いつもの独り言にいきなり熱いコメントが返ってきてびっくりしたものです。しかも当時まだ近づきがたい憧れの存在だった磯崎さんから。でも今の私は、愛さんのあの反応を至極当然に感じます。手紙は愛さんに対するイメージの変化についてあらためて振り返る機会をくれました。
「何かについて正しく理解するのは不可能である」、また「人を含め、全ては僅かずつ常に変化している」。だからそれらのイメージに正誤はなく、どれもがその時々の真実(らしきもの)です。こういった曖昧さを含んだ捉え方を、お互いに許し合える関係があると信じられるから私は今こうして手紙を書くことができます。この土壌が、私にはコラボで作品をなすなさぬ以上に大切でかけがえのないものです。往復書簡企画には、そんな気持ちを込めてカルトンと名付けました。曖昧さや複雑さを許容しない世の中の空気に息苦しくなる昨今は、ますますそれが重みを増しています。
表現は赤ん坊がこの世に生まれて泣く、それと同じだと思ってきました。そうです、御大層な作品なぞなさなくとも人は常に表現をしている。いただいた手紙に、今度は私が熱く同意をします。   

     ―――― うさうららより


お読みいただきありがとうございました。熱帯をリアル実感できてしまう過酷な夏を、どうぞみなさま無事に乗り切られますように。ご自愛ください。

ペーパーウェル04 ありがとうございました! 次回は11月の予定です

こんにちは。ペーパーウェルというネプリ企画を二人で交代で運営していまして、今回の担当でした。以下、その覚え書きです。よかったら読んでやってください。(それ、なんなの? という方は記事最後にあるツイッターまとめ【ペーパーウェル04参加作品一覧】リンクに詳細がありますのでどうぞ)



・全体について

「開催するのが憚られるほどのコロナ禍中に日本全体があったらどうしよう?」
正直、これが一番心配で。「出たとこ勝負やな」ってことで進行して、運よくちょうど下火になってくれてありがたかった。コロナでリアルのイベントが軒並み中止になり、創作をする者同士の交流が不足する中で場が提供できてよかった。特に感想ツイートの数が初日からすごく多かった。職人さんありがとう~~!(涙 
一週間のあいだ終始いい雰囲気で、初参加の方も過ごしやすかったのではと。運営はとても助かってました。みなさんありがとうございました。


・参加者数について


この写真はわたしの一回目のコンビニプリント。全部でこの倍くらい、参加者でいうと60~70名。(グループ参加があったりして実数はややこしい) 作品数では100近かったかも?(すいません、数えてないですw 「こまけえことはいいんだよ」なタイプ) とりあえず4回目の開催は盛況! ご参加 & ネプリの出力いただきありがとうございました。


・参加作品のバラエティについて

ジャンルとしては主催の交流関係により、1.イラスト、コミック、写真系 と 2.文章系の参加割合が2に偏りがちなペーパーウェルですが、前回よりは少し1が増えた印象。このまま伸びて欲しいな。綺麗なハガキ、かわいいデザインペーパー、個性的なイラスト、コミックまで。次回もたくさんのご参加お待ちしています! 文章系では折本小説、なかでもPDF配布と共通作成のためにA4サイズが多かったです。逆にA3でたっぷり文字を詰めた折本は印象的。「コンビニ印刷に絞って目立つ」もありかなと。また、画像とテキスト混合の詩もたくさん配信いただいてジャンル混交を目指す企画として嬉しかったです。


・参加形式の変更について

今回はコロナの影響でネプリだけでなくウェブ配信やPDF配布の参加が可能に。運営がややこしいかもと心配したけど問題なかったです^^ やってみて「ダウンロードで楽しむ方もそこそこあるなー」とか「やっぱBOOTHだなあ」とか、今後の参考にも。自分のお財布的にも助かったし! 好評だったし次回もまだコロナの影響を免れないだろうし、これは継続になりそう。


・期間中の運営アカウント動向について

コロナの状況下であることから

 「いつもよりは濃い目の交流」ができるように
 それぞれの配信者の個性がお互いに見えやすいように

と考えてサポートをしてみたけど、どうだったでしょう。交流とかいらんというひと、同人なんだから交流大事というひと、どっちも一理あるは前提として。ペーパーウェルはある程度お互いの顔が見える規模でやっていきたいと思っているので、そのいい塩梅を見つけたいと思ってます。


ここまで。
お読みいただきありがとうございます。最後にあらためてみなさんのご協力に御礼申し上げます。また、運営のパートナーであるななさん ( id:Library7 ) にも、開催までの準備でお世話になりました。とても助かりました、ありがとうございました。では次回のななさんにバトンを渡します! 次回開催まで、皆さまお元気で。またペーパーウェルでお会いしましょう。

ここから以下は
運営としての細かいメモ

追記
・開催期間の新設について

わざわざ会期設定が必要か? という気もしていたけど、区切りがあるほうが参加者にとっては使いやすいかなって印象。運営としてはぜんぜん予定通りにピシッと終わってなんかなくて今ごろ締めの記事を書いてる始末。ま、そのへんは各運営のそのときの都合で臨機応変に。


・まとめ場所をモーメント→ min.t に

min.t は見やすく使いやすいと感じているけど皆さんはどうだったのかな? 切り替えたのが始まる寸前で、運営の自分が使いこなせてはいなかったのは反省点。今後は工夫して使ってみたいところ。


・配信告知ツイートのツリー方式について

ツリー形式にすることと「配信」のタグを頭にだけつけることを徹底したら概ね問題ない。継続で。

以上。


イベントの詳細はこちら ↓
min.togetter.com

京都文フリの覚書(事務的なヤツです)

京都文フリが終了しました。ご来場くださったみなさん、お話しくださったみなさん、ありがとうございます。振り返るとまわりきれなかったブースがたくさんあって申し訳なく。。。すみません! またどこかでカバーしたいと思います。お赦しを。
で、覚書として自分に必要なことだけ今日は書きます。参考になるかもという方はお目通しください^^

もくじ
1 行程
2 持ち物リスト
3 設営
4 イベントの感想
5 自分の反省点

☆1 行程
前日泊 ナインアワーズ(カプセル)@四条河原町
      早めの予約だと安い。カプセルが大きくて、ゆっくりできる。男女で階が分かれていて安心。

当日
 会場への移動 徒歩と地下鉄
        烏丸→東山→みやこめっせ
 
 アフター   向かいにあるレストランでディナー 3800円のコース。綺麗で美味しくて良かった。
 帰路     割り勘でタクシー移動 JR京都駅まで(1800円)→ JR京都から芦屋経由摂津本山まで→ タクシーで自宅まで


☆2 持ち物リスト(少部数の手搬入)

敷布 
釣銭 (2000円強)
ネジ式フック (机にとめてビニール袋を掛ける)
スーパーの袋 3
大き目の紙袋 (机の下で荷物を入れる)
段ボールと宅配の札 (宅配搬出の場合)
買いまわり用の手提げ袋
名刺と名刺立て
フリペ類とそのポップ
輪ゴム
安全ピン
カッター(はさみもあればなおよし)
セロテープ
ガムテープ
両面テープ
油性ペン
ボールペン
ディスプレイ用ブックスタンド
机に置くサークル番号と屋号のポップ
机の全面に垂らすポスター類
頒布する本とそのポップ
見本誌 (指定の見本誌票をつけて)
入場許可証
食べ物 (お昼ご飯・おやつ・のみもの)    以上

☆3 設営
こんなかんじで。

頒布する冊数が少ないのでスペースは余裕で、フリペもベタ置き出来た。いつもの卯楽々堂の手製本、といったかんじのものは説明も要らないけれど突発のものにはわかりやすいディスプレイが必要だった。(今回はおかさんとの隣接で、合同企画のものがあった)

この作品、どうなってんのかちょっとわかりにくかったみたい。おかさんの小説が小さい巻物になってカラフルな筒に入っているんだけど。パッケージが小さいものは大きく派手なポップを用意するべきだった。

あと、おしながき。うちは手製本だからちょっとしか在庫がなくて「机のうえがからっぽ」状態になりがち。売れてしまっても、どんな新刊があったのかわかるようにおしながきは写真用紙に印刷して立てておくべきでしたね。

☆4 イベントの感想
沢山の方が訪ねてきてくださり、持ち込んだものも早く完売していい一日でした! ありがとうございました。でも買い回り時間が足りませんでした。不義理すみません。

運営について。去年一般で来た時汗だくでカレー食べたんで、それだけが心配でしたw 今年はわりと室内温度が低くて助かりました。
お客さんの入りもまあまあだったみたいですし、特に何も問題はなかったですね。ただ、遠征で来ている方が段ボール回収が無くて始末に困っていたので次回はぜひきちんとアナウンスするなりの対処をお願いしたいなと。私は段ボール以外もゴミは参加費を上げても現地処理という方向にしていただきたいです。

☆5 自分の反省
・毎回いろいろとギリギリ、だめ。ゼッタイ
・時間さえあれば設営についてはまだまだよくできる。早めに計画 
・サークル紹介の小さ目チラシ、そろそろ用意しようか
・過去作品の陳列は今回で一旦終わり、かわりのなにかしら展示を   、、、、、といったとこかなあ。


総括すると
近距離の開催地で前泊したし、全体としては概ねスムーズに進められました。たくさん初めての方ともお話できたし、見本が良かったから見に来たと言ってくださるひともあったりして嬉しかったです。文フリは客層が幅広いので、そこが好きです。また参加したい。
次回は静岡文学マルシェなので搬入をどうしよう。基本的には手搬入でやっていきたいんですけどもね^^  次回ご一緒する方々、よろしくお願いいたします! 

では、最後までお読みいただきありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。