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テキレボの委託参加お知らせ & お買い物代行のご案内

告知 イラスト 短編小説 短歌

さっきツイッター創作イベントの300字ssを書いてお知らせしたとおり、4月1日のテキレボ(テキストレボリューション)に委託を2点お願いすることになりました。以下ご案内です。


☆☆☆

まず、さきほどの記事の『泣草図譜文鳥編』。

ウェブカタログはこちら
plag.me

シリーズ3作目、装丁は前2作と同様の和紙を使った和綴じ手製本。
去年の春に『海柘榴』というコラボ作品の聖地巡礼的に福井の小浜へ旅をしたんですが、この時の花が綺麗で。「描きたいなあ、小浜の春」って思ってたんです。なので現地で実際にわたしが見てきた風景をしっかり取り込んだ作品になりました。旅で得た記憶をなんとか形に、という欲求が満たされて大変うれしいです。(まだ脱稿していませんがw)


もう一冊は磯崎愛id:isozakiaiさんとコラボで出す『百花王』という蛇腹本です。

ウェブカタログはこちら

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花王とは牡丹の別名で、この本は蛇腹の二面両方から読むことができ片面が赤牡丹、片面が白牡丹のお話です。二人がそれぞれ「ぼたん」をテーマに競作しているので個性の違いがよくわかると思います。
装丁の蛇腹もリアルの紙本でしか味わえない楽しさがありますし、金の函に入っているのを出し入れするのもやはり紙本の醍醐味だと思います。

☆☆☆

この2冊、いずれも『海柘榴』の系譜ですが単独でも読める作品です。


さて、テキレボは東京で年二回開催される同人誌即売会ですが、委託だけでも参加ができることと、まったく参加をしなくてもどこに在住であっても会場で頒布される作品を「代行」というシステムで買えるのがよいところです。
わたしも代行で他作家さんの作品を購入し読み手としても同人を楽しんでいます。

テキスト系同人にご興味をお持ちで、地方在住とかイベント参加がかなわない環境にある方は検討されるといいのではないかと思います。
代行(お買い物代行システム)のご案内ページを貼っておきます。申込の期限が12日までなのでお早めにお済ませください。


テキレボ代行の利用案内→  お買い物代行サービス | Text-Revolutions
テキレボWebカタログ →  https://plag.me/c/textrevo05


また、当日4月1日は浅草でイベントがあります。委託本も見本が出ています。
無料配布も多いしブースの数があってそれなりに楽しめると思います。
入場無料ですのでお近くの方はぜひ覗いてみてください。

300字SS 『仮面(マスク)』 お題:飾る

上記のイベントに参加します。

☆--☆--☆--☆--☆


仮面(マスク)


城壁の急峻なところをわざと登りビニールを開けると
香りは一瞬で風に消された。
パンを頬張りながらなぞる石の隙間には小さな菫が咲く。
それは工芸品のように精巧で徹にカーニバルの 仮面( マスク )を思い出させた。

「お飾りだ」
「え」
「咲いたのは受粉せず閉鎖花という蕾が自家受粉でタネを作る」


事実を事実として言っただけの勝の言葉が
かすかな胸騒ぎを覚えさせるのはなぜだろう。
しかし次の瞬間、釣竿を持った伯父たちを目ざとく発見し
徹はそんなやりとりをすぐに忘れた。



思い出したのはホームだった。

ホームの地面から割り出て咲く菫と勝をのこし
振り返ることもできずに徹は列車に乗った。

閉鎖花のしたたりを背に風を受くちいさき盾の深きすみれよ


☆--☆--☆--☆--☆


テキレボが近いので委託する『泣草図譜文鳥編』のダイマです!
正直に言っちゃうと、別のことをしている余裕がないということでお許しください。
なのでこのイラストはお話のラストシーンを「飾る」ことになります。
ちょっと使いたい設定が小浜駅にありましてね、この見送りの勝くんがあるものに座ってるシーンなんです。なんだと思います?

どうぞ、それはテキレボの見本をめくって確かめてくださいね☆
あっ、お買い上げいただくほうがそりゃ嬉しいですよ!よろしくお願いいたします。

ではまた次回300字SSで。

イベント委託報告@静マル  ~旅日記『たびたび あかうま』のこと

告知 短歌

こんばんは。なかなかブログを書く余裕がなくて今回のイベントはいきなり報告です><
というか今回ジャンルは詩歌ですが中身は旅日記(短歌が少々)で、あんまり詳細な記事を書くとネタばれになっちゃうので書きづらかったんです。なので下関旅行の話も委託頒布が終わってからにしようと。
で、今日からぼちぼち旅行のこぼれ話なども書き留めて行こうと思います。

まず委託した本はこれです。いつものように和紙&和綴じ手製本、下関ってイメージが「くじら、フグ、くじら、フグ」てかんじだったので装丁は白黒を基調に、あと赤間神宮の朱赤。
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今回の委託はこれ一種だけでした。とにかく自分が楽しんで作れる数を作る」ということで10冊作りまして(そりゃ小規模イベントで買い物代行システムもないんだから捌けるわけないけど送料変わらんしな、作ってしまえーー!とw)、予想は5冊捌けたら上々だなと思ってたんですけどそれ以上だったのでとてもありがたく喜んでいます。お買い上げくださった方々、運営ならびにボランティアのみなさんに感謝申し上げます。
冊子にもウェブの案内にも書きましたがこの冊子はとても個人的な想いを綴っただけのものでかなりニッチだと自負してるので、そんなものを読んでみようかと思ってくださったひとが居たのだなとご縁に感謝しております。ありがとうございました。


以下、旅行のこぼれ話など交えながら。

旅行は12月初旬、九州で結婚式に出席した後、門司港で一泊してから関門海峡を船で渡って下関入りしました。
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唐戸港の船着き場から水天門までは歩いても5分ほど。赤間神宮の門前から海が見たかったので向かいます。
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水天門の前には階段があって海中へと続いています。海から赤間まで続く参道という意味で、これがなかなか幻想的でしばらく波打ち際でぼんやりしてしまいました。そうしてるうちにライトアップがどんどん冴えていきます。とりあえず芳一像だけ見なくっちゃ!実は旅の発端はこれなんですよ。耳なし芳一

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で、静マル静岡文学マルシェ)に掲示してもらったポスターがこれです。A4サイズでデータ提出したらむこうで印刷してくださるというありがたいシステム!小さいので印刷によっては文字が読みづらいのではとざっくりしたものにしましたが当日写真を見ると綺麗に印刷されていたので、色も解像度もそう心配せずに作ってもよさそうですね。次回はもう少し華やか且つ情報量多めでいこうかと思います。

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そして、今回のイベントでも鳥散歩企画に参加しました。オマケの栞をセキレイのイラストで作りました。
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冊子は簡単な地図、赤間神宮の背後にある紅石山(=あかうま)の植物図譜、イラストなどビジュアル豊富な構成でテキスト部分の物足りなさを補ってみました。いかがだったでしょうか。
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わりとバラエティに富んだ構成だったので、どういうページが気に入ったか等かんたんな感想をお聞かせいただけると大変参考になりますし嬉しいです。
ではひとまずここまで。旅行の話など、また暇をみつけて続きを書ければと思います。よろしかったらお付き合いください。

300字SS 『揺れるいし』 お題:氷

https://twitter.com/Tw300ss/status/827849221751517185


上記のイベントに参加します。

☆--☆--☆--☆--☆

揺れるいし


氷の穴に釣り糸を垂れていた男は激しい揺れに襲われ、流されているのに気づきました。陸は遠のき空はしだいに曇って、しまいに雪になりました。男は凍えて眠りそうになるたび勇敢な戦いの歌で吹き飛ばし耐えておりました。すると目の前に、衣も纏わず首に玉虫色の首飾りを揺らした美しい女が現れたのです。思わず手を延ばせば、凍りかけていた男の体はにわかに燃え立ちました。そして男は誘われるまま女と過ごしたのです。でもその後、男は顔を曇らせました。恋人を思い出したのです。女が尋ねます。

「私を愛してる?」

北の海では勇敢な男を女神が誘い試す、といわれます。玉虫色の返事をしたらその心臓を石に変えられてしまうとか。

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久々の300字、勘が戻るのに時間がかかって絵がやっつけになってしまいましたがひとます投稿します。
適当な返事をしてばかりいるおとこにイラっとしている人間が書きましたw

たんたん短歌 短歌の目/1月

短歌

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今年最初の短歌の目、駆け込み参加します!
イベントについては下記リンク先をご覧ください。初心者歓迎、月一回の題詠イベントです。

短歌の目1月のお題です - はてな題詠「短歌の目」



1. 編
おでかけで座席に忘れた 編み籠( バスケット )憶えているのは失しものばかりで

2. かがみ
かがみこみ耳澄ませれば朝顔もむかしを語る関の晴天

3. もち
「もちろん」は「でも」とセットで使いがちもちろんさびしいでもしかたない

4. 立
「立ち往生」使えぬほどの深刻を想像しきれぬ 日本( ここ )にありて

5. 草
触れて摘む手を止めし母子草まるごと 和毛( にこげ )にくるまれてをり

テーマ詠み 初
告げられて穢れを見る 表情( かお )したあとで赤いご飯を炊く母、女


またまたテーマ詠みが一首ですが出せただけでもよしとしよう。

少しだけ解説を。
2の関は下関を指しています。年末の旅行で散歩した時の。
4は時事ネタです。


テーマ詠みは年初めにふさわしいはなやかなものとか明かるいものとか出そうよ――って
勿論自分でも突っ込んでますけど、でも仕方ないじゃないですかw

ではでは、また次回もよろしくお願いします。

たんたん短歌 短歌の目/12月

短歌 告知

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今年最後の短歌の目、参加します。
イベントについては下記リンク先をご覧ください。初心者歓迎、月一回の題詠イベントです。

短歌の目12月お題です - はてな題詠「短歌の目」


1. おでん
まずこんにゃく二つめからはわからないそんなもんでしょ?チビ太のおでん

2. 自由
話そうか話してみようかそれぞれのカップで計った自由について

3. 忘
忘れてもいいことばかり覚えてる「会いましょう」って言われて気付く

4. 指切り
まだ肉の薄いゆびでする指切りはきしきし軋んですこし痛くて

5. 神
ふかふかと苔むす社で縁結ぶ神主さんはキューピーに似て


テーマ詠 「冬休み」
兄の手が廻したコマのうつくしさ「独楽」と当てらる字のいたましさ


テーマ詠みがまた一首しかないですが、なんとか滑り込みました。
今年最後ということで、主宰の卯野さんお世話になりました。
参加者の皆さん、なかなか巡回や感想や振り返り等に手が回らず詠みっぱなしになりがちですが来年も一緒に参加していきたいと思っております。どうぞよろしくお願い致します!

zine展@別府 報告 〜卯楽々堂

告知

大変遅くなりました。えっ? て感じですね。実は旅行で別府を通過する予定があったもので現地を見てから書こうかと思ったんです。結局そんな時間は皆無でした。残念!でも来年はぜひ開催中にお邪魔します。街のあちこちの排水溝から湯煙がふわあっとたなびいている光景、とてもすてきだったから。
さて、そんなわけで持ち越していたzine展別府委託出展レポートです。

これ、実は参加を決めたのが大変急な気まぐれでして、なんの準備もなく申し込みました。申し込んでから、えっと、、、もしや屋号とか要るのでわ??? なんてw
なので何をどんだけ売るとか計画性もない初出展のヒトでした。あつかましい。

まず販売実績ですね、わりと希望していた数が出てくれました。主催さんからのレポートでも「よく目立っていたし数もよく出た」と言っていただきました。
お買い上げくださった方、ありがとうございます。

私は在庫を持たないで一回一回キリをつけていく制作、製作→販売を基本にしたいので
(在庫や赤字を極力抱えない範囲で自分が最大限楽しむことを目的にしたいので)
この計画時点で、そこそこ売れたとしても荷物の往復運賃分くらいは赤字だろうなと読んでいました。実際、その通りになりました。私個人はその程度の赤字は仕方ないと考えています。

というのは手製本だと10〜20冊の製作が無理のない生産数で、原価がやっとペイする程度。下手すると赤字。二次モノでもなければエロでもないコミックでもない、しかも手製本。といっても豪華本っていうのとは違う、あまりにもニッチなものを作っているのでそりゃそうだ。(でも楽しいから構わない)

ただ、主催者側では出展者単位の売り上げ目標をもっているということで(それは今回レポートもらって初めて知ったのですが)それにある程度は応える必要もあるなと。具体的には一アイテムごとの価格設定がもう少し高めでもいいと助言いただいたので再検討。同時に上げるならせめて製本技術的に向上させたい。豪華とか華美って方向に走らずにきちんと作ること、それが秋までの課題です。


そのことが念頭にあって今回手製本の交換会用に試作的にやってみたのが写真のセミハードな表紙の蛇腹本です。艶本もしくは春本という体のものを作りました。蛇腹の片面を私が絵と文で、片面をコラボ相方の磯崎愛さんの小説(刀剣モノ)で構成しています。函も憧れだったので試してみました。改善点は多々ありますが素敵にエロい一冊になりました!


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これをこれまでのソフトカバー和綴じの横型冊子と並ぶ自分の基本判型にしていこうと思います。こちらは多少良い紙を使って端正かつ味わい深い装丁を追求し、中身もそれに相応しいものを考えようと思います。


最後になりましたが、zine展別府の主催者ならびに関係者の方々に御礼申し上げます。
イベントそのものもですが事後に詳細な報告書ならびにアドバイスをいただき、遠い場所での二日間を楽しくかつ有意義に感じさせていただきました。遅くなりましたが、心から御礼申し上げます。

ーー うさうらら @卯楽々堂