承前ってことで、2018年の手製本づくりを写真で振り返った前回記事もご案内しておきます↓(そっち読まなくてもこれは読めます)
http://usaurara.hatenablog.com/entry/2019/01/05/154050
で、今日は
1. 三年の振り返り
2. 手製本の会のこととか初心とか
3. 直参のお知らせ
の予定。2018というより「これまでのぜんぶ」ですが、おつきあいいただければ幸いです。
1 三年の振り返り
わたしは三年前に無配の詩画集を作ったのが楽しくてサークル活動を始めました。
このとき「コピー本を少部数作って委託でだったらわたしでもサークルをやっていけるなあ」と思ったんですよ。もともとクラフト志向なもので、コピー本だからこその味わいを追求してみたいと思っちゃったんですね。「少ない手持ちで最高のものを作る」というようなとても日本の庶民にありがちなマインドですw 子育て一段落もあって、ウェブで細々創作していた状態から沼にどぼん! では、その後三年を通して振り返ります。
平均するとうちは
1アイテム20~40冊 × 4アイテム程度 =約120~140冊
このくらいを一年間で手製本して委託で売るサイクルになっています。たいした数じゃないのですが、機嫌よく制作をしていくにはこのペースが限界。そして今のところ在庫を抱えずに済んでいてとても気が楽です。(いつも買ってくださるお客様に御礼を申し上げます!) 3年で固まってきた、うちの方針はこんなところ。
1 いいものを少し作ってワンシーズンで売り切る(あくまでも自分にとってのいいもの!)
2 価格を抑える(趣味に走って素材や製本に凝りすぎるのを抑える! がまんがまん)
3 広報をしっかりやる(半クラフト作品を委託で買っていただくために、これは大事)
3つともそれぞれ話すと長くなるのでそれはやめて、そのぶんこっちで↓
2 手製本の会のこととか初心とか
手製本の交換会(交歓会) 「テセ会」 を昨年末に企画して年明けに開催しました。テーブル一つを囲んで持ち寄った手製本をみなで撫でまわしながらお茶すると楽しいだろうな~という夢想を実現させてしまった俺得企画ですw 詳細はこちら、ツイッターモーメントでどうぞ↓
twitter.com
少人数で手製本会をやりたいなあとずっと考えてはいたんですが、条件をクリアする店がなかなかなくて。それをJR京都駅近くで見つけたので、開催日を文フリ京都に合わせました。そして直参するフォロワーさんで興味を持ってくださる方は誰だろうと考えて、凪野基さんをお誘いし快諾を得ました。やったああ~~~二人居たらとりあえずGO! というかんじで動き出して、最終的には5人でテーブルを囲みました。みなさんご参加ありがとうございました^^ (風邪で来られなかったり都合が合わなかったりが数名いらっしゃいました。次回お待ちしています!)
凪野基さん、宮田秩早さん、らしさん、沙耶さん、うさうらら、みんなそれぞれにいろんな方向にコダワリを持ってて話し出すとあっと言う間に閉店時間過ぎてた!!(お店の方、すみませんでした) お料理も美味しかったみたいでよかった~。わたしはケーキを食べ損ねた。。。
1 宮田秩早さん
2 凪野基さん
3 うさうらら
4 沙耶さん
5 らしさん
ちなみに、わたしはみなさんにこの日初めてお目にかかりました。ので、人物の印象を一言ずつ。
宮田さんは「お手伝いさんの姿で世を欺く武器商人」のイメージだったのですが手搬入姿が「完全に一致しました」w 「コイツにはこれ」とドンピシャな武器を袂から取り出す。(とても美しい文体のアヤシイ本をいただき、ありがとうございます) そして推しジャンルの話が止まらないww
凪野さんは初めて会う気がしなかったナンバーワンやな、なんでやろって出身地の近さですねw あとおかん体質とかかな?← ガチ勢ではないといいつつ巻物で来る工作好き、さすが。
沙耶さんは見た目が想像と逆の印象だった。少年のような、スピッツの草野君みたいな清冽さがあるひとだな~と。写真にもそれが出てるなあとか。体調悪いのに頑張ってきてくださったの嬉しかったです^^
らしさんはずっと2年半ぱんだだと思ってたのでびっくり!w なにこれ、みたいな(わかって) 児童文学好きなひとの香りが、言葉の端々にあってやさしい気持ちになりました。
「テセ会」は楽しかったので継続します。興味あるよって方はツイッターでお声がけくださいね。次回は半年くらい先かな? やりかたも臨機応変に、その時々で楽しいとおもうことをやっていきたいなあと思います。カフェもいいけど校外学習型テセ会とか遠足型テセ会とかも楽しそう。
そうそう、「テセ会」てなまえはらしさんが勝手に短縮して言ってたのをまんまいただいたんです。深い意味はない!w でもエセ会ぽい気がするし(いや、じっさいエセ会だろ? と自ツッコミしてしまうし)イセカイっぽい気もするし(じっさい異世界に行きたい人間のあつまりだろ? と自ツッコミしてしまうし)この会にはふさわしいのではないかと^^
それから、凪野さんもしっかりしたテセ会レポをあげてくださっているのです。ぜひどうぞ!
bluegray.self.jp
ちなみに今回のお店「hatobacafe」はこちら。広くてお洒落で静かで、京都駅近くで足を休めるにはいいお店です↓
hatobacafe.net
この、お店選びが難しかった理由は「大きなテーブルを皆で囲んで落ち着いて話ができるお店」が条件の一つだったことです。ツイッターでちょっと言いましたが、わたしは右の耳が聴こえません。なので車座になった時、右側の人とは話しづらいんですよ。主催者はどうしても進行をしないといけませんから、そういった不自由は避けたいと思ったわけです。
この片耳の難聴は、周囲に説明しないでいると誤解されてしまって結構人間関係をこじらせることになります。なりました。そういう経験を経てわたしは「フェア」ということに敏感になったんだろうと思います。創作活動においてもできるかぎりフェアに情報を届けたいし、間口も広げておきたいんです。「初心」の話はここと繋がっていて、創作活動の基盤にそういう気持ちがあるということです。こういう話は長々としたくないのでこれはここまでにして。さて、最後のお知らせです。
3 直参のお知らせ
この春、テキレボと文フリ金沢に直参します!基本、委託専門サークルなので遠征は今後当分しないつもりです。これまでウェブ上でしかご縁のなかった方々とも、この機会にお会いできればと思います。ご予定いただければ幸いです。
テキレボ8 3月21日(祝) @浅草
文フリ金沢 4月20日(日) @JR金沢
もう少ししてからまたそれぞれのイベント情報を告知します。それまでに新刊等の制作がんばります。ではまた! 最後までお読みいただきありがとうございました^^