オバマ・グルグル4

こんばんは。今夜は美味しいもの、でしたね。
福井と言えば魚、それも鯖です。私は塩漬けの鯖か鯖寿司くらいしか思いつきませんでしたが、大きなのを串刺しにして丸焼きしたのも有名なんですね。これ↓
f:id:usaurara:20160617115558j:plain

焼き鯖一匹1400円って主婦感覚ではお高い。しかし美味そう!でもこれ今一匹一人で平らげるのは無理だし、高速バスで持ち帰るのもなーーと思って結局やめてしまった。そいで帰ってきてこの写真見たら「やっぱ食べるべきやったんちゃうか」って気がして今は反省している

前日入った寿司屋の大将がお茶漬けにしたら美味いんやと言ってた。茶漬けやったら100円のシオサバでも美味しいとは思うけどw 次回の訪問時はぜひともその違いを追求してみようと思います☆


あとは、ああ、その寿司屋。目抜き通りの。(ほぼシャッター街><)
小鯛の酢漬けを握ってくれたのが美味しかったです。まだちょっと生っぽさが残るくらいの漬かり加減で。こういった小魚の酢漬けも名物なんですね。

んで、そこの大将におすすめの土産を訊ねたら「丁稚羊羹」だった。なかなか地味い名物ですね。けどあっさりしててのど越しがよくて、こうやって↓パフェにアレンジとかしても違和感ない軽さで万能感あるなあと思いました。

もうひとつうちの土産にしたのはお茶。ネットで新商品を見たのです。その名も解体新茶!
多少お薬っぽい味がするんで、美味しい!とお勧めは出来ないけどネタ的にはいいのでは。


それと八幡神社の前にある石窯パンのお店は靴を脱いでゆっくり休めるしパン美味しい。
これはカフェオーレオレンジピール入りのデニッシュ。




一人だったのであんまり贅沢してなくて皆さんを悔しがらせられないのがつまらんなあ!ま、リベンジするさー^^

ではまた明日☆

オバマ・グルグル3

昨日話した人魚の海のことは、ご存じなければ八百比丘尼で検索して下さい。
そして海の次にはやはりこれです、洞窟。

まず地図を再確認しときましょう。JR駅から北西へと10分くらい歩いたところ、後瀬山の山肌を縫うように線路が走っていて線路を歩いていけば一番近いわけですけど怒られるからやめてねw 町並みがそれなりに面白いし洞窟の手前に八幡神社という外せない名所もあるのでぜひブラブラしながら空印寺を目指して行ってください。その入口に洞窟はあります。

はい、到着☆

f:id:usaurara:20160617115556j:plain




どんな山の中にあるんかなと思ってたんだけど山じゃないです市街地の外れ。ヒール履いたおじょうさんでも行けるからね。ただ、洞窟の中は足場が悪いから雨が降るとこういうことになります!門が閉まってる!!うそ、やめて?わたしこのために来たんだけど?ww

f:id:usaurara:20160617115557j:plain


わたしは品行方正な人間なのでちゃんと言いつけを守って結局3回トライしました。そして3回目、まだこの札が><
はい、こっからは書かないけどご想像通り。


洞窟の穴の直径は思ったほど大きくなくて「なあんだ」ってかんじでした。平日ですから観光客なんてほぼいません。むっちゃ静かで肌寒くて足元濡れててなんか出そうなムードはありましたが私は霊感がからきし無いので全然大丈夫なのだ^^ 記憶に残ったのは匂いかな。お香の匂いが、岩肌と苔に沁みついていて煙はあがっていないのにものすごく濃い匂いが立ち込めていました。

それから外の椿をしっかり確認。この椿がぐぐってもよくわからなくて、実物見たかったんだ。で、わかったのは「白も赤も一重も八重もいろいろ混じってる」ってことですw どの品種が比丘尼の椿やねん!!って探してもわからんはずですね^^


さて、洞窟の右側はここを管理する空印寺の門。小浜藩主酒井家の菩提寺です、立派。
f:id:usaurara:20160617115554j:plain

地図でわかるように洞窟は後瀬山の斜面に穿たれてて、すぐむこうには線路。空印寺でお墓をうろついてたら電車キターー☆

f:id:usaurara:20160617115553j:plain


明日はまたたべものの話でもしようかな。ではまた♪

オバマ・グルグル2

第二回、今日は宿の御膳から話を続けましょう。
小浜と言えばお魚ですが今の日本では大抵のものが手に入るので特に珍しかったのは澄まし汁になってでてきた「いさざ」くらいでしょうか。しらうおですかって尋ねたらそう答えがかえってきました。あとで調べたら魚へんに少ないって書くらしい。あんまり味は強くない、あっさりした白身の小魚です。

「川で採れるんよ。この時期だけのここの名物」って調理場で配膳をしながらこっちに大声でおかみさんが解説してくれた。

で、翌日早朝にお散歩に出たら橋の下の小さなせせらぎに人が網持って立ってて「おお、もしやこれが」と。


わかりにくいですがバケツには小さいメダカみたいなメダカでない魚がうじゃうじゃ。


さて、今回の旅行の目的は北陸アンソロジーに寄稿した『海柘榴』の聖地巡礼なのですが、最も印象に残るのは小浜湾内にある白鳥海岸です。この浜辺を誰もいない早朝に歩きたい!が一番の目的だったんですねえ。で、しっかり長靴装備ででかけたというw 砂には貝殻の破片が多く混じっていて水の透明度が高かったです。


『海柘榴』はアラサーの男が従兄の十三回忌に出席するため小浜へ行って、そこで一泊するだけの話なんですが(地味ですね、いつもながら!)その従兄との思い出の浜なのです。


浜のすぐ前を大きな道路が走っていて、観光スポットのマーメイドテラスという(とってつけたみたいなの)のがあります。台無しだな、と笑いながら浜に降りて前日の雨で重くなった砂に足を取られながら歩きました。


小浜湾のスケールや波のおだやかさを実際に浜に立って感じたかった。望みが叶って満足です^^

オバマ・グルグル1

金沢文フリが終了しました。コラボ花うさぎで参加した北陸アンソロジー『北陸マンダラ』ならびに無料配布の『泣草図譜』を手に取ってくださった皆さまに御礼申し上げます。
泣草図譜は大赤字出血大サービス無配でしたので、これが余ったりしたら世の厳しさを嘆いて東灘の海に身を投じるところでしたよ。


あ、でもコピ本作るのすごーく楽しかったので『泣草図譜2』を構想中だよ!(懲りないw)
次回からは最低限の材料費くらいはいただこうと思いますが、あいかわらず「超少部数制作 & 趣味に走る」の基本姿勢は堅持してまいる所存です^^



さて、ツイッターでふぁぼをもらった5回分の小浜語りをやらなくては。(金沢文フリとコミック締め切り日と重なってて余裕がなかった><)
冊子『北陸マンダラ』は今週末の静岡文学マルシェでも頒布される予定ですので週末に向けて小浜語り『オバマ・グルグル』を連夜更新しますよ。では若狭の海辺へGo!



福井県小浜市のうささんがグルグルした場所☆
f:id:usaurara:20160613180958p:plain



訪れたのは四月初旬、桜と椿の両方が咲いている季節。ちょうど『北陸マンダラ』に寄稿した『海柘榴』のお話と同じ時期です。(もちろん、狙いました^^)
f:id:usaurara:20160409102429j:plainf:id:usaurara:20160408234606j:plain
『海柘榴』の舞台設定は小浜の港町の西側半分になります。(地図:黒の枠線内)
この地区はJR小浜駅から15分程度の徒歩圏内、この枠内の観光名所だけなら半日でまわれるかと思います。


町の南には後瀬山が迫り、その山脇を線路が走っています。そして反対の北側に数分下れば人魚伝説のある海です。
海と山に挟まれたちいさな町には山緑と海の潮の香りの混じった空気がしっとりと漂っていました。
物語を作るときにいつも舞台となる場所をグーグルでグルグルするんですが、それだけでは土地の標高差とか距離感とかを実感しにくいんですよね。そして匂い、こればかりはグーグルじゃ体感できません。今回は桜と椿の花の時期に行けたので花の生命感も、でしょうか。


そして歴史と風情を感じさせるこれらの佇まいもいまはさして顧みられることなく閑散と潮風に吹かれていて、「ああ、これだよな」と『海柘榴』を描きながら感じ続けた寂寥感を何度も現地で反芻しました。一人旅なので余計にそう感じたんでしょうけど^^


しかし食いしん坊のわたしはしっかり安くて美味しい民宿をキープして出かけましたので、寂寥感?うん?なに?そんなことよりこれうめぇ!!!


f:id:usaurara:20160407200744j:plain

眼前に白鳥海岸という『海柘榴』の設定どおりの宿で、お魚三昧!
いい旅でした。

静岡文学マルシェでポストカード配布

今回が初開催のイベント、静岡文学マルシェ(6月19日@静岡県静岡市葵区「スノドカフェ七間町」)
のポストカードギャザリングに参加します。

最近イベントでよく見かけるポスカ企画、文学系だと300字の小説が多いんですがこのイベントの場合は詩歌でも小説でもOKで文字数規定もないゆるさ。私は絵と文章の両方が同時にやりたいので、これはありがたいです。ポストカードも一度自宅プリンターで作ってみたかったんですよ^^

で、何にするか悩んだんですが用意した紙を試し刷りしてみると線画が綺麗に出なかったのでコミックっぽいものは諦めました。

・カードの地色がやや黄味がかっているので色を暖色系に
・ぼかしをきかせたタッチが映えそうだということでパステルタッチの描画

という2点を決めて逆算的にこの題材を選びました。去年書いた『さばれもん』という短編小説の冒頭を使っています。

f:id:usaurara:20160521215420j:plain


まるで本屋に並んでいる文芸作品!!みたいなかっちょいいのがええやんと思ってシックな色味で純文学風にしてみたんですけどw
まあ、そんなたいそうなもんやないです、わたしが書いたんですから。(すいませんw)
新婚さん夫婦と、隣家の夫婦、それに猫2匹のふわっと軽くて短いストーリー。自分にしちゃ珍しく明るい作品です。よかったら読んでみてくださいませ。


usaurara.hatenablog.com


静岡近辺在住の方、ぜひ文学マルシェにお散歩がてら遊びに行ってみてくださいね。このポストカード企画は31種類揃う予定で無料配布参加費はリングとホルダー代の実費100円です。好みのものを選ぶの、楽しいと思いますよ^^ 会場となっているお店も素敵です☆詳細は下記リンクからどうぞ。


静 岡 文 学 マ ル シ ェ


追記:ポストカード企画について、無料配布と書きましたが正しくは

リングとホルダー代などの実費100円

となります。訂正いたします。(5月23日更新)

自宅プリンターでレターセット制作(前回の続き)

というのも念願でしたのでこの際冊子とポスカを一緒に入れられる封筒をA4のコピー紙で作ってみよう!ということで設計をして印刷してみました。適当ですw無地は寂しいので松虫草をブルーでオモテだけに散りばめてみました。

f:id:usaurara:20160512145330j:plain
f:id:usaurara:20160512145322j:plain

裏はこんなの
f:id:usaurara:20160512145323j:plain

中身を入れたところ
f:id:usaurara:20160512145321j:plain
冊子の厚みがあるので2Lサイズポスカとぎりぎり入っているけど、封書として郵便で出すのは脇の糊付けがちょっとツラいかなあ。普通のお手紙数枚ならまったく問題ないですよ。

初めてにしちゃ上出来です、うん。これからこの基本原稿で紙とデザイン変えていろいろ作れそうです^^
便箋との取り合わせを考えるのも楽しいなー。

あ、ポスカのことはブログでまだ書いてなかったですね。詩画集にポスカが一枚付くんです。昔よく描かれていた和と洋の中間的な美人画をイメージして夏向きの一枚にしました。ハイグレードな紙なので綺麗だよ☆(ダンナのおしごとのをちょろまかしたw)

f:id:usaurara:20160509100234j:plain



えーと、封筒を自分も作ってみようかなって思った人がもしいたらここからダウンロードどうぞです→http://f.hatena.ne.jp/usaurara/20160512154421
下の「オリジナルサイズを表示」というところをクリックしてください。印刷用原稿が出てきます。


さてと、インク買いに行かなくちゃ(また切れた>< 涙)

『泣草図譜』制作~プリンター印刷で和綴じの手製本

f:id:usaurara:20160509133553j:plain

今日はその制作過程を写真で解説します。高等技術や隠しワザとかありません。経験のない人に「これくらいなら自分もやれる」と思ってもらえる程度のものです。


手製本は過去に大人向けの詩画集といったかんじのハードカバー布張りの絵本を一度作ったことがあります。(絵本の大会に出して佳作かなんかいただいたよ!)
でもそれは手描きだったので、デジタル絵を描いてプリンターで量産するのは今回が初めて。
そしてうちは10年ほどプリンターのない暮らしをしていたので、プリンターの取り扱いからリハビリです。
機械って使いこなすには何か課題を持った方がいいので、北陸アンソロジーの特典制作をすることにしたんです。

で、やってみて「これはインク代がしゃれにならんな!!」と愕然としていますw(話には聞いていたがこれほどとは!)まあ、身銭を切らねば何事も身に付かないということで今回だけは赤字上等でやってますよ。せっかくだから金沢文フリ行く人は北陸アンソロを買って、これもGETしてくださいね☆


冊子作りのために購入したもの

・紙 中 和紙100枚 1000円
   裏表の表紙 和紙30枚 600円
   遊び紙 10枚 300円
・ロータリーカッター 1500円
・インクカートリッジ あっというまに5000円分くらい消耗した


ロータリーカッターはカッテヨカッター!です。このお値段は嬉しいわ^^
寸法をしっかり確認できるように、台の下にしかない目盛りを上にも付けました。(物差しを両面テープでくっつけた)これですいすい作業ができた。ただし数枚ずつしか綺麗に切れないので大量に作る人には向きません。
f:id:usaurara:20160507190944j:plain

紙については私は和のデザインが好きで作るなら和紙で和綴じで!と思ってたんで中の紙はこれに。

f:id:usaurara:20160509125419j:plain

コスパとシンプルなデザインで 大直 というメーカーの 簾の目 一枚@10円に。
厚みがやや薄く、両面印刷用ではないので折って使います。
A4を縦に半分にカットしたものが半折にされて一枚のリーフになります。

f:id:usaurara:20160507203003j:plain


外側はある程度厚みが必要なので、表紙は厚めの一枚20円の紙。裏表紙のほうは中に化粧箱に使われるボール紙をサンドして全体がしっかりするようにしました。遊び紙は雲龍紙をあちこち探したけどいい色がなくて、落ち着いた青で妥協。

A4をカットしてリーフができた
f:id:usaurara:20160507203006j:plain

半分に折ってこうなる
f:id:usaurara:20160507202959j:plain

このあとは楽しい和綴じ♪

綴じは穴をあける千枚通し、大きな針(布団針みたいなの)、紙を挟むピンチなど用意します

f:id:usaurara:20160508224637j:plain
f:id:usaurara:20160508224636j:plain

綴じは真ん中の穴を厚みの途中から入って裏へ出してかがっていき、最後も真ん中の穴の後ろから中へ引き入れて糸玉を作って切ります。全然難しくはないです。もっときれいに模様にすることもできるみたいなので、次回トライの予定☆


一晩重ねて重石をかけて仕上がり。中をめくるとこんなかんじ。

f:id:usaurara:20160509133551j:plain
f:id:usaurara:20160509133550j:plain
f:id:usaurara:20160509133552j:plain


ふふふ、本を作るって楽しいですね!!みなさんもぜひどうぞ。一緒にインク代に泣きましょうw