オバマ・グルグル1

金沢文フリが終了しました。コラボ花うさぎで参加した北陸アンソロジー『北陸マンダラ』ならびに無料配布の『泣草図譜』を手に取ってくださった皆さまに御礼申し上げます。
泣草図譜は大赤字出血大サービス無配でしたので、これが余ったりしたら世の厳しさを嘆いて東灘の海に身を投じるところでしたよ。


あ、でもコピ本作るのすごーく楽しかったので『泣草図譜2』を構想中だよ!(懲りないw)
次回からは最低限の材料費くらいはいただこうと思いますが、あいかわらず「超少部数制作 & 趣味に走る」の基本姿勢は堅持してまいる所存です^^



さて、ツイッターでふぁぼをもらった5回分の小浜語りをやらなくては。(金沢文フリとコミック締め切り日と重なってて余裕がなかった><)
冊子『北陸マンダラ』は今週末の静岡文学マルシェでも頒布される予定ですので週末に向けて小浜語り『オバマ・グルグル』を連夜更新しますよ。では若狭の海辺へGo!



福井県小浜市のうささんがグルグルした場所☆
f:id:usaurara:20160613180958p:plain



訪れたのは四月初旬、桜と椿の両方が咲いている季節。ちょうど『北陸マンダラ』に寄稿した『海柘榴』のお話と同じ時期です。(もちろん、狙いました^^)
f:id:usaurara:20160409102429j:plainf:id:usaurara:20160408234606j:plain
『海柘榴』の舞台設定は小浜の港町の西側半分になります。(地図:黒の枠線内)
この地区はJR小浜駅から15分程度の徒歩圏内、この枠内の観光名所だけなら半日でまわれるかと思います。


町の南には後瀬山が迫り、その山脇を線路が走っています。そして反対の北側に数分下れば人魚伝説のある海です。
海と山に挟まれたちいさな町には山緑と海の潮の香りの混じった空気がしっとりと漂っていました。
物語を作るときにいつも舞台となる場所をグーグルでグルグルするんですが、それだけでは土地の標高差とか距離感とかを実感しにくいんですよね。そして匂い、こればかりはグーグルじゃ体感できません。今回は桜と椿の花の時期に行けたので花の生命感も、でしょうか。


そして歴史と風情を感じさせるこれらの佇まいもいまはさして顧みられることなく閑散と潮風に吹かれていて、「ああ、これだよな」と『海柘榴』を描きながら感じ続けた寂寥感を何度も現地で反芻しました。一人旅なので余計にそう感じたんでしょうけど^^


しかし食いしん坊のわたしはしっかり安くて美味しい民宿をキープして出かけましたので、寂寥感?うん?なに?そんなことよりこれうめぇ!!!


f:id:usaurara:20160407200744j:plain

眼前に白鳥海岸という『海柘榴』の設定どおりの宿で、お魚三昧!
いい旅でした。