松虫草(スカビオサ)の花言葉は「喪失」

なんですよ。私は知らなかったんですが、ていうかあの花の和名も今回初めて知りました。

あ、お久しぶりです!みなさんお元気ですか。


わたしはこの春「喪失アンソロジー」なるものに参加してまして、これはタイトルのとおり「喪失」がテーマだったもので調べたんです。
あ、そして下にリンク貼りますが、このアンソロが今夜ウェブ公開されてますのでぜひ見てくださいね。


喪失アンソロジー「物語は須く喪失である」→http://wisriv.hacca.jp/loss/




わたしこの一か月このウェブアンソロと格闘してたんですけどね。最近プリンターを新調したのでどうせならコピー誌作っちゃえ!という気になって。ウェブアンソロなのに、それ以外の要件をあれこれ考えなくてはならずそれが結構時間的にキツかったです。冊子を作るなら和紙で和綴じで作ってみたいという気持ちがあって、それを優先したらウェブ用の絵としての要素とうまく合わないっていうことがやっているうちによくわかったり。まあ、何事も経験ですね!!><


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さて。
まずは関東の岩の多い磯に咲く松虫草↑が、地味ながら簡素な美しさでよいなあと作品に取り入れることにしました。この作品は『海柘榴』という短編小説からイメージした詩画集にしようということを決めていたので、さて後はどういう構成にしようかと悩んで・・・・・・

『泣草図譜(きゅうそうずふ)』というタイトルで9種類の花と短歌形式の言葉のセットを作ることにしました。
九相図というのは人が死んで肉体が朽ち果てるさまを描く日本の伝統的なスタイルの名前、草花図譜というこれも草花スケッチの伝統的なスタイル名。二つを掛け合わせています。

九を泣にしたのはこの詩画集の内容が故人を偲ぶ挽歌であるからで、それはイメージ元となる小説『海柘榴』をお読みいただくと「ああ」と納得いただけると思います。
この小説は6月のなかばに金沢文フリで頒布の北陸アンソロジーに収録予定です。磯崎愛さん原案の小説に私のコミックをブレンドした一味変わった作品ですので、こちらのお話の方も是非合わせてお楽しみいただきたいと思います。


そして今日しこしこ制作していたこの冊子は

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北陸アンソロジーのお買い上げ特典として10冊だけ提供しますので、こちらもぜひもらってやってくださいね☆
なんと、2L版のポストカードも付きます!
金沢文フリ会場で冊子購入するときに「お花の詩画集もください」と言っていただいた先着10名様にプレゼントします。(数が少ないのでなくなったらご容赦を)


ひとまず今日はこのへんで。
冊子の制作過程など詳しく解説を書く予定でおりますので、紙モノ作りたいなって思っている方はまた読みに来てくださいませ。
ではでは☆