今日はテキレボ公式アンソロ紹介と、企画への参加のことやテキレボの印象など。大阪文フリに向け、『海柘榴』のことも少し。
公開されたアンソロのわたしのページはこちらです。(これは白黒ダイジェスト版で、委託する冊子のほうはカラーですよ)
泣草図譜やまばと編(アンソロ版) – Text-Revolutions
テキレボアンソロの全作品はここから
第4回Webアンソロ「和」 – Text-Revolutions
公開されたその日のうちに年賀状より多い感想をいただきましたw(年賀状を廃止しているので僅少なんです!)感想ってやっぱり嬉しいもんですね^^
テキレボのイベントまではまだひと月あるんですがアンソロに参加しているとなにかとツイッターでコミュニケーションが発生して、初参加なりになんとなくお祭りに参加させてもらっている実感がしてきます。参加者がみんな新参者に親切ですし熱気があってよいな~と。
まあ、なごやかで楽しい場であることと厳しい批評精神を両立させるのは難しいというあたりが気になるといえばなるんですが、創作を趣味の範疇と割り切って楽しみたい向きにはおおいにお勧めしたいイベントです。
公認マスコットのれぼんちゃんも、わたしの作品の公開方法についていろいろ気遣いをしてくれました。絵と文章が混在する形式なので公開手法とかジャンル分けとかなにかとメンドクサイのです。テキレボは比較的二次創作に親和性がある運営さんで、テキストと絵を対立的にとらえるひとがユーザーにも少ない印象。それは自分のようにどちらもやりたい、混在させたい人間にはとてもありがたいです。(切実に居場所がない)
テキレボはまだ規模が小さいこともあって、参加者同士はもちろん参加者と運営とのコミュニケーションもこまやかな場所だなと思います。
さて、『泣草図譜やまばと編』のことを少し解説させてください。
これは『海柘榴』という作品からの派生にあたります。
花うさぎで作っているものには2つの「夢使いシリーズ」がありまして
1 『夢のように、おりて来るもの』の系列
2 『あやとりゆめむすび』の系列 読めます→TOP | 百年冷蔵庫
この2のほうの流れで『海柘榴』→『泣草図譜やまばと編』が存在します。
『海柘榴』は徹というアラサーの男性が法事で小浜を訪れ、13年前亡くなった従兄の思い出話をするというもの。今度の大阪文フリでも頒布があるのでぜひ手に取ってみてください!(D-02こんぽた。様とC-28兎角毒苺團様)
いただいた感想を転載します。
ホクリクマンダラの「海柘榴」読みました。
少年二人の海にまつわる話、というだけで好みど真ん中だというのに、八百比丘尼伝説のゾッとするような美しさや、日常の中に息づく特殊な能力などドキドキする要素満載で、本当に読めて良かったと幸せな気持ちになりました。ひがんて どこ
きっと 海の向こうだよ
の部分を読んだ時には、体の中を何かが走り抜けてゆくような震えを覚えました。読み直しても涙が出ます。徹くんの勝くんへの憧れと、勝くんの「憧れに応えたい」という気持ちが切なくて。教えてもらったこと。教えてもらえなかったこと。夏が来るたびその両方が徹くんの胸を締めつけるのでしょうね。夢に殺される可能性がある、という意味では夢使いと物語書きは似ているところがあるな、なんてことも思いました。夢に負けてしまうことなく、強い夢を見続けたい。夏の海辺の空気のような濃密な物語を、ありがとうございました!
#北陸アンソロ hashtag on Twitter
柳屋文芸堂( @yanagiyamanpuku )さま、ありがとうございました。
この主人公・徹のその後をコミックで描いた『GRENADE――ザクロ残照』という作品を中に挟んで『泣草図譜やまばと編』があります。
『GRENADE――ザクロ残照』では徹の恋愛経験とあらたな能力のめざめを描きました。
ここで登場する恋人、祐介が『泣草図譜やまばと編』の主人公になるんです。
祐介は徹と別れたのち実家の農業を引き継いで暮らしています。
『泣草図譜やまばと編』は花の絵と祐介くん視点の短歌、それと姪っ子そらちゃんの語りで東北の穏やかな日々を綴ります。
さて、この『泣草図譜 やまばと編』は2つのテキレボ内企画に参加します。
・おっさん×少女 企画
・鳥散歩 企画
花と短歌の詩画集に少女と鳥をぶっこむ!いかに無茶と感じさせないものにするか腕の見せ所だ~☆みたいな、おかしな燃え方をしていますよw
テキレボ内には参加者が勝手にやってる企画がいろいろありまして、ざっと思い出したのを紹介すると↓
・おっさん×少女
・おねえさん×ショタ
・百合
・二次創作
・鳥
・架空生物
・長編
・和風小説
・演劇
などなど、共通要素でサークル同士繋がるための仕組み。具体的にはサークル紹介の一覧マップのチラシを無料で配布するとか、ラリー形式にしてお客さんに立ち寄ってもらおうとか、アンソロ冊子を作るとか。今回わたしは「企画への参加をまず柱にして本を構想していくのも楽しいのでは?」と2つのマップ企画に参加を決め、それに見合う中身を制作中です。どうなることやら。(予定外に息子が長居をして進捗ダメダメなのだw)
無事冊子の仕上がりをお見せできる日が来ますように!では、また。