コラボ花うさぎでの2016前半の活動について

今年に入ってからの半年間、私は「コラボ花うさぎ」(磯崎愛さんid:florentineと組んでの創作)を中心にやってきました。自分がかかわったものが現在で3作品、これからあと1作品テキレボで委託販売の予定です。基幹となる『海柘榴』@北陸アンソロジーの通販が開始され週末には東京コミティアでの頒布があるこのタイミングで、一度作品の流れを解説させていただこうと思います。
(『海柘榴』は元を辿れば磯崎さんの夢使いシリーズ小説になりますが、ややこしくなるので端折ります。関心を持っていただいた方は磯崎さんのサイトから作品を辿ってみてください。

florentine.hatenablog.com


1『海柘榴』(コラボ花うさぎ)

さて、『海柘榴』は福井県の小浜が舞台です。アラサーの独身男性が従兄の十三回忌で訪れた小浜で夢使いの男と同宿する数時間が描かれています。コラボとしてこの作品でやってみたかったことはわたしのコミックと磯崎さんの小説を一つの作品として構成すること。初めてやることってスリリングで楽しいですね。制作はヒヤヒヤしながらもとっても楽しみました^^

いつも通り、地味でなんだかよくわからないどこに向けて書いているんだっていう作品ですね!w こういうのが好きなんだからしょうがないのッ 北陸アンソロはこれ以外にも土地への愛が溢れた作品目白押しなので、よかったら以下の方法で入手くださいませ。

☆北陸アンソロジー  「北陸マンダラ」(「海柘榴」掲載)

ブースでの通販はこちら

library7.booth.pm
 
直近の頒布予定はこちら

・8月21日  東京 コミティア117  世津路(twitter ‏@compota_nomoo)さま ブース番号 L01b にて10部のみ
・8月28日 島根県 花鳥風月128   なな(twitter @nano1257 )さま サークル名 7's Library  委託10にて

2 『泣草図譜』(うさうらら)

そして、ここから派生したのが「喪失アンソロジー」掲載の詩画集「泣草図譜」です。内容はさっきの主人公が従兄のことを追想するもの。春~夏の草花9種類を短歌と絵で飾っています。(下のリンクから読みに行けますのでよろしければ)

「物語は須く喪失である」:泣草図譜

で、これはウェブ企画でしたが自宅で手製本として仕上げて金沢文フリで無料配布もしました。自宅プリンターを新調して「和紙で和綴じのコピー本を作ってみたい」という欲求が湧いていたので「紙を刷る、折る、綴る」を楽しみました!(楽しすぎて第二弾を制作中w)

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3 『GRENADE――柘榴残照』(うさうらら)

これはひとつのお話からの派生作品を集めたウェブアンソロジーに寄稿したもの。この企画では花うさぎの二人がそれぞれにコミックと小説で参加しました。どちらも『海柘榴』を元ネタとしています。


・わたしのほうは30ページのコミック『GRENADE――柘榴残照』、元作品で主人公だった徹君が同じ年の夏にであった出来事を中心に描いてあります。これを読んでもらうと『海柘榴』がより味わい深くなります。小浜のこと、従兄への思慕などあの尺で描き切れなかったことがここで補完されています。下記リンク先↓には元ネタとの簡単な関係説明を置いてあります。眼を通してもらえば元ネタを読んでいなくてもお楽しみいただけると思います。

うさうらら 福井の小浜を法事で訪ねた男が夢使いの男と過ごした一晩の物語 #WebアンソロジーIndex - tales-of-start-line ページ!


・コラボ相方、磯崎愛さんの小説『柘榴の帯~あやとりゆめむすび裂織(さきおり)~』はこちらから↓

磯崎愛 福井の小浜を法事で訪ねた男が夢使いの男と過ごした一晩の物語 #WebアンソロジーIndex - tales-of-start-line ページ!


4 『泣草図譜 やまばと編』 (うさうらら)

これは現在制作中です。とにかく手作りが好きで、作っている時間が楽しいので売れることはばっさりと切り捨てて最小限の冊数を好きなことだけ書いて作る予定。途中経過はこんなかんじです。晩夏~秋の9種類の草花の絵と短歌、それからコミック『GRENADE――柘榴残照』のキャラ祐介くんをメインキャラにしてちいさなお話も展開します。


これはテキレボ4で委託販売になります。無事に仕上がったらお知らせするのでよろしくお願いいたします☆