文学フリマ 東京のお礼と金沢のなんやかんやメモ

1 文フリ東京
まずは一昨日の文フリ東京から。桜鬼様のサークル 【波の寄る辺 】に委託させていただいた『斑』は追加制作の時間が少なく少部数だったせいもあり早くに完売しました。ありがとうございました!

完売後も問い合わせがちらほらあったとのことで、ご希望に添えずすみません。お買い求めいただけなかった方がた含めて、興味を持ってくださった皆様に御礼申し上げます。
この蛇腹スタイルの本は、磯崎とコラボで『海柘榴』シリーズとして取り組んでいるものです。このシリーズのほか過去作には同じ世界観(「夢使い」が存在する世界)で書かれた長編『夢のように、おりてくるもの』もあります。こちらはウェブ上で読めますのでよかったらどうぞ。ちょうどいま磯崎がTwitterで第一回から紹介しています。

ちなみに、今日は磯崎の誕生日です。愛さん、おめでとうございます。そして皆さんに磯崎のウェブ小説掲載のお知らせです。


バースデーに発表予定だそうなので今夜に掲載が告知されると思います。ぜひ読んでみてください。現代ものの一次創作をウェブで発表は久しぶりですのでわたしも楽しみ^^


2 文フリ金沢
サークル卯楽々堂として4月20日に直参した文フリ金沢について箇条書き。

(はじめましての方のためわたしのこれまでの活動状況をどうぞ↓
この3年ほど手製本の委託だけでイベントに参加してきました。直参は先日のテキレボについで二度目、文フリ直参は初めてです。でも、第一回の大阪文フリに一般客として行って以来長く創作文芸界隈を見ていますし、この3年委託専門サークルとして活動していますのでベースはわりと出来がった状態での直接参加でした)

☆当日について☆

・おしながき
今回は直参なのでアイテム多め。目玉は初頒布の短歌アンソロ『ぽたん』。

・設営  
 45×75と机が狭くて凝れなかったし、一度練習したので当日はスムーズに。

 黄色枠がうちのスペース、ピンクはななさん、反対側のブルーは欠席でした。敷布は朱子織帯地を縫い合わせたもの。備品はお菓子箱利用の壇をひとつ、その上に100均の発砲スチロール利用の大型ポップ立て。お金を使わずシンプルに。A1ポスターも自宅印刷の貼り合わせです。
 左上から 
 1 花うさぎの作品を初めて本にした過去作『夢のように、おりてくるもの』、磯崎のサークル唐草銀河から委託
 2と3 蛇腹本『斑』と、桜鬼さんからの委託『天使の番』を隣り合わせて配置
 4 短歌ハッシュ 4月号を和紙刷り、文庫カバーにして無配
 5 手製本の過去作品をいろいろ置いたコーナー
 6 凪野基さんとのコラボ絵本『艮』
 7と8 短歌アンソロ『ぽたん』は今回初頒布だったので前に2列積み、A1ポスターも提げて

・目玉の新刊 ぽたん について 
 短歌のアンソロを手製本でやってみたかったので突発的に作りました。輪っかをテーマにして一人3首ずつ21人参加しています。各ページイラストつき、表紙の布の爽やかなイメージに合った現代的な短歌の本になったと思います^^


こちらは残部を静岡文学マルシェに委託予定です。お近くの方はぜひ。

・初めて手搬入遠征
今回は宅配を利用せず「手搬入遠征」に挑戦しました!以下の装備プラス無印のリュック。年寄りにはこれ、限界です!! イベントはいいとしてその翌日動くのがしんどかった。

・タイムキープ、多少はかんがえたほうがいいなと反省
 小規模イベントならゆったりできるだろうと全然何も考えずに臨んでしまったし、腕時計を忘れたし! 次回はもう少し計画的に行動しよう。

・テキレボで直参したおかげで知り合いがうんと増えて、楽しかったです。また、長年ウェブ上のお付き合いだけだったあのひとこのひとと対面できて嬉しかったですね。お相手くださったみなさんありがとうございました^^

・最後になりましたが何から何まで隣接配置のななさんにはお世話になって、ありがとうございました! うささんのお世話をするために隣接したような??? と思っていらっしゃるのではないかと思いますw すみません、また何かどこかで恩返しします~~!


☆金沢文フリ(あるいは文フリ全体)についてメモ☆

・前述のとおり机が狭~い。モノは縮小展示対応できても人間の大きさは変えられないので横幅75で準備や片付けといった動作はきついなと。
・文フリ全てなのかどうか不明だが全体準備とか片付けとかがあまりない印象で、気楽だなーと。ほとんど自分のことさえやればいいかんじだった。
・一般客入場がほぼない。大阪や京都以外だとこういうものかな?(不明)
・開催時間が1時~6時という変わった設定については、終了は5時でいいのではと感じた。逆に開始は午前中別のことをする時間が取れてよかった。(遠方の同人仲間と初顔合わせ、市場を散歩してお昼を食べた) 小規模なイベントならではだと思うけど午後だけというのは個人的に好感
・規模が小さいから見本も少なくしっかり見てくださるようで「見本がよかったから」と数名のお買い上げがあった。見本をつくるの、うちの本はめんどくさいのだけど出してよかった。(うちは手製本という特殊さで目立つから数があっても埋もれにくいけど普通の印刷本は大規模な見本棚に出す意味って薄いかもなあとも感じた)


・売れ行きとか
『ぽたん』は、幅広い客層に買っていただけた。今回の金沢は全体的にやや客数・売り上げが低めだった様子で、そんななかで健闘。
次いで推しであった『斑』もよく出た。花うさぎ蛇腹本は手間がかかるので生産が少な目でイベントに出すと早い時間に完売となることが多いです。「手間暇かけられた作品を手元に迎えて愛でたい」という人が増えているのかなと嬉しく思っている今日この頃。凪野さんとのコラボ本『艮』も完売しましたし、手製本サークルとしてアピールしているのでその効果かなと思います。どんどん手製本の仲間を増やしていこー。


さて、ついでにここでお知らせです。わたしの個人的な理由でこれから半年ほど創作活動に「一回休み」をいただきます。蛇腹本も含めうちの手製本を楽しみにしてくださる方がいらっしゃったらちょっとばかりお待ちいただけると嬉しいです!

・ネプリ企画 ペーパーウェルの第二回告知
Twitterで広報していますが6月の1~2日にネプリ同時配信企画の第二回を開催します。一次創作のオールジャンル、ゆるいキーワード縛りでネプリを出してみませんか。ハッシュタグ利用で同時配信し、ちょっとしたお祭りをやろうよという企画。詳細はこちらから↓

難しく考えずにご参加くださいね。沢山の方の参加、お待ちしています!

さて、長くなったのでイベント以外のこと(宿や周囲の雰囲気、観光、お土産などについて)は次回にします。ここまでお読みいただきありがとうございました! では、また^^