たんたん短歌 短歌の目/9月

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秋の匂いがするようになりました。やっと明日からはもとのぼっち主婦に戻ります。1カ月停滞しがちだったお絵かきをがつがつやるぞ!・・・・・・と、そのまえに今月の短歌ですね。

最近いろいろこのイベントについての意見を目にして自分も思うことはあるけど、始まってまだ半年だし参加者も増えているし特に今言わなくてもいいかなーみたいなかんじです。ひとつだけいいと思ってることをあげとこうかなあ。運営のやり方がわりとあっさりしてる、という点が気に入ってます。方向性をあまり強く打ち出さないでくださるので多様な読み手が参加できているのではないかなと。卯野さん、運営ご苦労様です。

――ということで、今これを読んでくださっているあなたも31文字の言葉遊びに参加してみませんか?


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短歌の目第7回9月のお題と投稿一覧です - はてな題詠「短歌の目」




では10首いきます。


1.一錠
まるむしを水なし一錠呑むごとき刑罰があり糖衣なかりき


2.おい
重力を振り捨ててゆく「おいらん」のムスメ浴衣に蝶や群れ飛ぶ


3.ウーパールーパー
唐揚げにレモンかけるかかけないかそれが問題ウーパールーパー



4.マッチ
クーラーとマッチと座布団十枚がまた来年の盆を待ちをり


5.葉
紫蘇の葉をよろこぶ嫁によろこびぬ義母の梅なき 二十年 はたとせ なるかな


6.月
ブランコで 一緒 とも に月を見たひとの襖隔てて聞く寝息かな


7.転
華麗なる 三回転半 トリプルアクセル 決めたくて高望みの末トラブルあくせく


8.舌
夏果ててハァと一息ついている風鈴の べろ 九月朔日


9.飽き
毛先まで飽きてからが夫婦です存じています存じております


10.【枕詞】うつせみの
うつせみの世との吊りばし心電図 I see you @ICU

夏の間は亡くなったひとのことを思い出します。そういう歌が多くなりましたが、私は元気です。今日もおやつが美味しかったですwではまた、次回お会いしましょう!