たんたん短歌 短歌の目/7月

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最近パタパタと秋のイベントのアンソロ参加予定が決まって、夏に向けて忙しくなりそうなので短歌の目はとにかく早く書き上げてしまおうと急ぎ足で詠みました。
いつもお世話になるばかりですみません。自分はどうも振り返って書くのがきらいでなんだかお愛想なしですが、本人は作っている時間が楽しいので続けられたらいいなあと思っております。どうぞよろしくお願いします。


短歌の目イベント全体をご覧になりたい方はこちらからどうぞ→短歌の目第5回7月のお題と投稿一覧です - はてな題詠「短歌の目」


1.手帳
気に入りの手帳ひとつが見つからぬこの現代というものに生く

2.花火
露涼し照度の足りぬ現実に音無くひらけ墨田の花火

3.虫
茶碗虫どこかに潜んでいることも途中で忘れる玉子スキー

4.白
白蓮のその白練の花弁ならとりこぼしなどしないだろうか

5.アイス
美しきひとが嫌いと言ったから。アイスランドポピーのオレンジ

6.プール
さんずいをプールしている ふた 肺も穴の開いたとおもうこのごろ

7.すず
「そのうち」の来ぬまま呑めぬ身となりぬ水屋に眠る すず の杯

8.アンタレス
放たれて振り返りみれば真ん中に居るはずだった 君がいない アンタレス

9. 雷
地雷です笑って言えるところまでちいさくしないとゴミにもだせない

10.【枕詞】ぬばたまの
ぬばたまのGを見ぬこと久しけり昨夜の夢のいといまめかし


最後の一首は実話です。っていうか日記的なものだから全部実話ですけどねw
ここ数年ぬらぬらした旧態依然のGを見てなくて、昨夜の夢のGがイマドキなかんじだったっていう歌です。シュっとしててもGはGだからステキ☆ポワワ~~~ンとはならないのだった、まる。