これで三度目の参加になります、短歌の目。よろしくお願いします。
第3回「短歌の目」5月のお題および投稿作品一覧です - はてな題詠「短歌の目」
四月分の振り返りがまだできないでいるのですが、とにかくこっち!
てことで、いきます。
1. うぐいす
新緑を這いのぼり来るお神楽の音と音とを渡るうぐいす
2. 窓
縫い閉じた耳に押し入る角砂糖白い渦に溶かしこんでる
3. 並ぶ
繋がりはその一列に並ぶこと健やかに病めるわたしもあなたも
4. 水
乳製品乳酸菌飲料
5. 海
内海に浮かべています沈むまで羽根のような軽い言葉を
6. かめ
持ち重る乙女の髪の束さきを手籠めてみたしかめりあの芯
7. 発情
残少の発情ドロップからからと鳴る懐中の三十一文字
8. こい
たこ足のバランスなどに拘るのはおかしいですかしつこいでしょうか
9. 茜さす
茜さすきみにつたえるコトノハを綴る筆にはインテル入ってる
10. 虹
背に生えた薄い虹の届け先ずっと探し続けている
いつもにましてハイスピード生産でしたが、質的にはどうでしたでしょうか。
茜さす、がやっぱり使いづらかったです。「君」か「照る」かどっちにしようかって両方入れてしまいました。
さて、下は昨日の中之島バラ園です。この真っ白の真ん中に茜さしているタイプが綺麗でした。
人が多くてバラをゆっくり味わう気持ちにはならなかったですけど、こうして部分を切り取ると静かなイギリスの田舎みたいですね^^