300字SS 『影絵』 お題:絵

上記のイベントに参加します。

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『影絵』


「小さい頃から得意だったの、絵」
「うん、凄く。特に、、、布団に描くのが!」
「もぅまたー」

万事これだ。
学校が若い子ばっかで、なんとなく一緒に帰るようになっただけとはいえ。
ねえ、色付いた街路樹に夕陽があたってるんだけど、さ。

「あ!ちょっと待って」

言うが早いか、キミは車道に飛び出し空缶を拾う。

「アブナイから」
「キミ、たまに年寄りみたいだよね」
「俺たち紛れもなく年寄りでしょ」


「じゃ、また」を言う踏切まであと30歩。
ひと足ごとに胸でシャッターを切る。
一枚ごとに空は濃く、キミがシルエットになってゆく。


君の手のメートル四方はラボラトリー空の色さえ更新してゆく



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前回、ツイッターのフォロワーさんと短歌を入れて300字、トライしてみます!って宣言したのですがツイッター小説的なストンと落とすようなものは難しかった。
ので、今回はこないだの「泣草図譜やまばと編」で出ていたゆうたんと彼女でコミックの一コマ的なのを書きました。(短歌を入れて300字内になっています)
テーマの「絵」も上手く使えたとは言い切れなくてタイトルにねじ込んだしちょっと心残りがありますが、回数重ねるのがだいじなのでまあいいや^^


お読みいただき、ありがとうございました!

白子と書いて「しろこ」(旅レポ)その2 &短歌ハッシュ参加者募集 

こんばんは。今日は伊勢型紙の話です。それってなんぞ、という方はこちら↓ 松岡正剛さんの「日本の職人スゲーーー!」って話が読めます。

1537夜『縞のミステリー』竹原あき子|松岡正剛の千夜千冊

白子には伊勢型紙の関係施設が2つあって、ひとつは古い伊勢型紙の商家を保存しながら型紙や資料を見せるもの、ひとつは大きな近代建築のなかで常時無料体験ができて物販が充実したもの。私は古い方の資料館をお勧め。展示資料の数は少ないですが、実際に型紙となる紙がこの庭で、、、と実感できる。でもあの渋紙を「彫」ってみたい? 大丈夫。大杉さんっていう材料やさんを紹介しときます。(通販あり)私はここでわりと大きい紙のセール品をゲットして帰りましたが小さい葉書や栞用の紙もあります。ひとまず小さいので彫ってみたらいいです。(特に難しいことは何もない)

www.osugi.co.jp

わたしは和柄が好き、着物が好きでテレビで紹介された伊勢型紙に息をのんでから「一度彫ってみたいな」「それって切り絵を切り抜くのとどう違うのかな」と思い続けてました。うちの本家筋には彫り師がいたというのもなにか縁を感じて。今回の2つの体験で、そのへんがちょっとわかったので書き留めます。

1. 一日目、名古屋の某ショップ主宰ワークショップでの「切り絵教室」

こっちは一般的な切り絵ですね。このときの紙はたぶん色上質です。厚みもわりと普通の。それにコピー紙を重ねて二枚一緒にカッターで切る。
カッターはデザインカッターの刃先45°だったと思う。下敷きはごく一般的なカッター用の。とても切りにくかったです。

2. 二日目、白子の資料館で「伊勢型紙彫りの無料体験」

これは紙が伊勢型紙用の紙。和紙を繊維の向きをクロスさせて3重に貼ったものに柿渋で強度を持たせたもの。紙というより薄く剥いだ樹の皮みたいなカリッとしたもの。
厚みは一番薄手のものでした。コピー紙を重ねず、ステンシルで形を染めてあります。下敷きは材質不明、白くてやわらかいプラスチック系のもの。(大杉オリジナル)
カッターはNTのもので30°くらいの刃先。前日に切りにくくて苦労したのが嘘のようにすすっと刃が通るし曲線はちゃんと曲線になるし、うれしいい~w


とりあえず、型紙そのものと下敷きは大杉さんで購入したらよいと思う。ここのオリジナル下敷きがすごく使いやすかった!
カッターは刃先角度が大事なので20°の大杉オリジナルを買ったんですが(2000円弱)探したらオルファ(刃先23°)が700円くらいで出てた!><
紙って繊維があって方向性もあってふにょふにょ伸びるから切りにくいんです。伊勢型紙のあの茶色い紙はそこをものすごい手間暇をかけて改良してあって、薄くても丈夫で方向性があまりわからなくしてあるんですねえ。切ってみるとわかるけどサクサクいける。この感覚は癖になりそうですw また、作品ができたらご報告いたします!


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さて、ぶらっと観光の続きを少し付け足して終わります。

白子宿泊は駅至近のビジネス。到着するとエレベーター横に伊勢型紙みっけ!

置いてある観光チラシのなかにも「伊勢型紙で制作した紙芝居―大黒屋光太夫」とか「伊勢型紙でハンカチ染めよう」とか。へー、伊勢型紙フェスタぁ。

詳細はこちらクリック↓

第9回 匠の里・伊勢型紙フェスタ 鈴鹿市伝統産業会館のイベント情報|イベント|観光三重(かんこうみえ)|三重県(伊勢・鳥羽・鈴鹿・津・伊賀・松阪など)の旅行情報はここ!

紙芝居ちょっと見たかったw 思い付きでふらっと旅が身上(信条)なのでしかたがありません。


さて、街歩き。朝散歩で気になったお店へ行ってみたらここが楽しかった!材木やさんが本業、傍らで日用雑貨アンティークを売っています。古民家の一階部分をびっしり埋めるレトロ雑貨。お値段もかわいい、若奥さんがかわいいw いろいろ観光スポットを教えてもらいました。


今回生まれて初めて「トランク」を伴って旅に出たもんだから気が大きい!!割れ物?カッモーン!
ティーセット(600円)とパールのイヤリング(500円)を買いました。パールイヤリングは金具の金いろが最近のものだとキラキラ安っぽくて嫌いなのだ。早速結婚式につけようかなー。

お昼はその店で教えてもらったカフェで。看板、なにげに伊勢型紙を意識してますね!

ここは近辺では一番のお洒落スポットなのではないでしょうか。扉を開けてびっくり、どっから湧いて出たんだっていうくらいガールが!ランチ美味しかったですがやっぱり伊勢うどんとか食べるべきではなかったか!という後悔に苛まれつつお勘定。(高血圧BBAなのでやめたほうがいい)
お土産には伊勢海老入りのえびせんを買って帰りました。赤福が食べたかったなー。ていうか、今は特急で車内販売ってないんです?行きにお弁当のアテがはずれて名古屋でイタ飯食べたの、残念だった。。。  最後はやっぱり食べ物の話でおわり☆


と思わないでください!短歌ハッシュの11月募集告知をしますよー。現在あと二名ぶん空きがあります。
今回は伊勢型紙からテーマを「型」に決めました。短詩の「型」のことなどもいろいろと考えさせられる旅でしたのでw

下記ツイッター投稿へのリプライか、はてなだったらIDコールでどうぞ。初心者歓迎、お待ちしております☆

白子と書いて「しろこ」(旅レポ) その1

今回は三重県の伊勢に近い白子(しろこ)に一泊旅行。この栞はそこの観光施設で無料体験させていただいたもの。
実は最初、名古屋で切り絵のワークショップに参加して日帰りするつもりでした。
でも、来月九州に行って結婚式に出席するタスクがあるんですよ。凄い田舎で古式な結婚式らしいんで、新調したキャリー(着物のサイズに合わせて買った)で一度は着物の旅をして慣れておきたいなと。
で、「近場でなんかないかな」と調べたら「伊勢型紙の街、白子」を発見、急遽宿を取りました。
なもんで、名古屋は写真がほとんどなくレトロな橋のたもとのコメダでお茶したのだけが名古屋観光w


あ、着物のことも紹介しとこう。
キャリーに着物を立てて運搬するために段ボール二枚とクリップ数個とゴムを使っています。
一日目に着物で出かけて、翌日は自転車に乗るので洋服です。
ベッドで畳んだところ

畳んだ時の大きさと安さでキャリーは決めました。ピッタリ!今回は軽装だったけど、本格的に袋帯と草履とまくらを入れたら結構満杯になるだろうな。


さて、終わってみれば白子正解でした。名古屋のワークショップがちょっとアテはずれだったのも手伝って、伊勢型紙と旧伊勢街道筋がとても印象に残った。海辺の古い町、という点で春の小浜に通じる場所。

朝一番に散歩した白子の海

そしてここらでもっとも有名な神社

というのも、この駅は鈴鹿サーキットへのベースキャンプなんですね。どうしてこんなに寂れていてビジネスホテルが?という疑問氷解。この神社は名前が縁起いいというのでそっち系のひとが祈願に来るとか。絵馬にはチェッカーフラッグと日の丸が溢れていました。

旧伊勢街道があったあたりはこういう町並み


お花屋さんにはこんなのが並んでいました。秋祭り用かな

↓こうなるんでしょうね


長くなるので一旦終わり、明日は伊勢型紙の話をメインに書いて終わります。また明日^^

たんたん短歌 短歌の目/10月

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なんとか間に合いました☆
卯野さんお疲れ様です。よろしくお願いします!

↓下記リンク先のイベントへの参加です。
短歌の目第十二回10月お題です - はてな題詠「短歌の目」



1. 渋
渋すぎるくらいがちょうどいいとおもう干菓子ひとつを添えてやれば

2. 容
望みでも呪いでもあり(われ)が知る容子は「NO」を言わぬ子だった

3. テスト
新しいゲノムを運ぶためにある我らは等しくテストパイロット

4. 新米
おしまいの茶碗を運び終えぬうち破顔で母は「新米」を告ぐ

5. 野分
野分から冬への覚悟を(ただ)されてようやく出しぬウールセーター



テーマ詠み 空

墜ちそうな熟れ柿いろの天幕を引いてゆきたり椋鳥(ムクドリ)の群れ



1はうちのコラボの創作方針といいますか、そいうの。
2の容子ちゃんですがこれまで2人いてどっちもそんなタイプで。やっぱり言葉の力ってあるんじゃないかって思わずにおれません。

テーマ詠みがひとつしかできんかったの、残念ですが提出します。よろしくお願いいたします!

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テキレボ後記その2(おまけ)

昨日の記事で

「たった10部の委託に、いかに自分が宣伝頑張ったかを見てほしい!」

と言いましたね、それ。

ツイッターの宣伝を全部引っ張ってきて時系列に並べてみました。



7月。まだラフスケッチをしてる頃から宣伝兼ねてツイッターにどんどん










ウェブカタログが公開されてそろそろ気持ちが焦ってきているw








10月です。もうすぐ本番!





合計18回も画像入りの宣伝をしていました!もちろん全部その時々の進捗を報告する画像を作ってです。
頑張ってるでしょう?自分でも正直くどい、しつこい!って思ってました。
でも初めての参加はそのくらいしないと土台がゼロですから。


絵を描かないひと、手製しない、装丁に凝らないといった人の場合でも宣伝で画像を使うことは大事というかかなり有効だと思います。それは別に立派な宣材を作ってもらわなけりゃできないことじゃないと思うんですよ。目立たない、だから売れないと感じている人は「見た人の記憶にとどめてもらう工夫」をしたらどうでしょうかという提案でした。(「目ざわり」という顰蹙もついてくるけどw)


では、また^^

テキレボ後記その1(あとすぎるだろ!)

テキレボ参加の結果をまずご報告します。
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おかげさまで10冊完売!ありがとうございました。
そして、ボランティア含め運営の皆さん、(れぼんちゃんも!)お世話になりありがとうございました。
当日は自分もエア参加して楽しかったし、自分の出した本が立派な本棚に展示されていて嬉しかったです。

さて、作品を振り返ると今回のはこれまで作ってきたもののなかで一番自分らしいものになりました。作品にはたくさん感想をいただきまして、おかげさまで今後の方向性をまたひとつ確実にできました。一部紹介いたします。

☆-☆-☆ 來(らい)さん @raixxx_3am
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この美しいパッケージ、美しくて開けられない!でも開けないと読めない!笑 そして開くと現れるこの美しいご本を見よ!和紙の優しい風合と美しさに手に取った瞬間からどきどき。「本」の魅力が詰まっています。

「五年前のあの日」をきっかけに志半ばで田舎に帰った祐介さん(ゆうたん)と過ごした日々を姪である10歳の少女そらちゃんが振り返りながら、フルカラーで四季折々の花々と共に少女の無垢な視点で綴られる日々は儚くも穏やかで、とても優しい。
ゆうたんに甘えるそらちゃんがひたすらに可愛くて。そらちゃんとの日々を通して「置き去りにしてきたもの」と祐介さんは向き合っていたのかな。語り口と画面の優しさにこみ上げるものは、優しい彩りが溢れています。
5年後の秋、変わったものと変わらないもの、これからどうなるのか。何もかも胸に抱いて、そらちゃんと祐介さんは同じ場所、同じ空の下にいる。いままでとこれからがここにある、と優しく灯されるような結末に胸いっぱいになりました。
ゆっくりめくって、しみじみと世界に浸っていたくなるいとおしさこみあげる一冊でした。絶対手に入れたくてスキップで委託コーナーに向かったわたし、えらい!笑 うささん、素敵な贈り物のような一冊をありがとうございました😊

☆-☆-☆ ナギノ さん @bg_nagino
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アンソロを読んでこれは絶対手に入れねばと思っていたのですが、念願かなって嬉しいです。短歌部分はアンソロで拝見していたものの、そらちゃんの物語が挿入されることで一層厚みが増し見える風景が変わったものもあって、ことばの力を感じました。
そらちゃんの素直さ、無邪気さが映し出すゆうたん(この呼び方にまずノックアウトされました)のくたびれた様子、五年前のこと、秋の野、ゆうたんのお客さんだという「ただの同級生」に揺れ動くそらちゃんとゆうたんの心。
読み手の受け取り方に依存するであろう物語は決して親切ではないかもしれないけれど、手製本のにおいや温度、手触りとともに伝わってくるものはひたひたと染みて、心地よかったです。女の子は幾つでもおんな、おっさんは幾つでも少年。距離感が最高。良いおさしょうでした。

☆-☆-☆ 庭鳥 さん @niwatoring
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テキレボアンソロで読んだときから欲しかった作品。短歌とそらちゃんの語り、鳥と花のイラスト……萌えます。吾亦紅と葦の短歌が好きです。

 

☆-☆-☆ ☆-☆-☆ ☆-☆-☆

お買い上げいただいたうえ感想までくださった菩薩のような皆さんに深く御礼申し上げます。
ありがとう!

 

さて、いまさらすぎる「テキレボ委託振り返り」。
自分はあんまりこういうの書かないんですけど、反省などしない&アテのなくてぶらぶらした記事でよし!ということで書きますね!ただ、私は当日のイベントに参加してないうえに初参加なのでテキレボのなんたるかがやっとわかったレベル。そこんとこご承知の上でお読みください。

 

テキレボ、ひとことで感想を言うなら「あー疲れた」w イベント規模としては小さいけれど、むしろ小さいからこそお互いの顔が見えて一体感とか結束とか生まれてしまうんだろうな。まるで祇園祭みたいやなーと思いながら一か月前のアンソロマラソンに参加しました。
アンソロマラソンというのは公式アンソロジーの応募作品を開催日の一か月半くらい前からちょっとずつウェブ公開し、それに対して有志がツイッターで感想をマラソンのごとく毎日書き綴ること。これが長い長い前夜祭ってかんじで。なかなか皆さん根気がある!(わたしは別イベントの作業があったりして途中で脱落しました><)

わたしの作品も公開されて感想をたくさんいただいたってここに報告しましたけど、どんな作品でもちゃんと読んでもらえて感想がもらえるイベントって珍しいんじゃないかな。この公式アンソロのおかげで初参加だったわたしのサークル名や作品タイトルがかなり周知されたように思うから「テキレボ、参加してみようか」ってひとには(特に委託のひとには)アンソロ参加を強くお勧めしますよ。
出品物の制作をしながらウェブで人の作品を読んで感想を書くなんて時間と心の余裕がないと難しいので、感想マラソンのほうはどちらでも良いと思います。(もちろんやればやっただけ宣伝効果はあります!)

疲れたーってなるのはやっぱり感想マラソン含めて前夜祭が長い&熱いことに尽きますねえ。こんなイベント他にはないんじゃないですか?(よくしらないけど)長~くて熱い前夜祭、それがテキレボだ!という印象。

 

あと、ジャンルの話。
文フリ=純文
テキレボ=ラノベ

大雑把にはやはりこういう印象。そして、作風・作品の形態・参加の形態等の条件を重ねるとどこにも居場所がない~という自分はこれからもテキレボも視野に入れてやっていくと思います。

 

今回、初参加だしジャンルはマイナーな詩歌だし、しかも委託ってことで「売れるんだろうか」っていう不安からかなり宣伝努力をしましたけど、次回からはもう少しマイペースを保ちながら参加ができるかなー。実際に委託分完売が達成できたことでこの制作スタイルと数量についての見込みが立ったので次回ちょっと気が楽かなと思っています。
あらためてお買い上げくださったみなさまに御礼申し上げます。
それから、宣伝については「たった10部の委託販売にどんだけやったか」をテキレボ後記(おまけ)としてこのあと一覧であげます。参加検討しているってひとは参考にどうぞ^^

 

あと、今回イベント後に「熱さについていけないなあ」という声があってちょびっと気になってます。
私自身、盛り上がって「楽しい」も「ついてけない」も時によってどっちの気分もありました。正直こういう気分の解決なんて無理だろうと思うし何の提言もないんですが。。。
賛否両論の本音が出てくるの自体が希少なことじゃないかとは思うんですよ。
「ワイワイなんでも言い合う空気」があるから言える言葉じゃないかなと。
その空気は大事にしてもらえると嬉しいです、わたしは。

次回は少し様子がわかっているはずだから自分も意見を言っていこうと思いますよ。
あれれ?とりとめない記事を書くんじゃなかったっけ???
なんかすごくまとまってるじゃん!w

あっそうそう、運営さんにリクエストしたいことが2つあった。

・代行のリストを客としてメールで送ったあとに、受領したよっていう知らせがあったら嬉しい
・納品数のうち当日会場でどれだけ売れたのか、数が把握したい
 (代行にどれだけ渡ったのか、渡らなかったのかがわかると嬉しい)

以上2点です。ご検討ください。

とりあえず本日はここまでです、お付き合いくださりありがとうございました!
一週間後には次回テキレボの募集が開始されるとかいうのを耳にしたのでまた情報提供の記事をあげようかと思っています。次なにしようかなーー^^

 

では、また!

300字SS 『快楽』 お題:月

クレーターのひとつから微かな気配がしている。
仰向けの裸体を突きとめたものの、その下腹部で手が動いているのに気づいて目を逸らした。

「ば、、か、、、」

上ずった声は従兄の勝だ。

「何してるの」

口をついて出た言葉に焦る。
彼は平然と続けた。

「見ての、、、通り」
「隠れたいなら裏側にまわれば?」
「ばか、、それじゃ、、、地球からみえ、、ない」
「隠れたいんだろう?」
「全然見えないんじゃ、、、意味、、な、、い」





たしか夢の前日、窓際で萎れているのを

「まったく花とは性器そのものだな」

と彼が嗤ったのだった。


そういえば僕は月下美人の開花をまだ見ることが叶わずにいる。



<了>


「快楽」は月下美人花言葉です。
北陸アンソロジー『ホクリクマンダラ』掲載の「海柘榴」からのスピンアウトを「月」「花・月下美人」「快楽」で書きました。