たんたん短歌 短歌の目 9月に参加します

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再開ありがとうございます。不参加の時もあるかと思いますが、できるだけ参加します。運営さま、皆様よろしくお願いします!

これははてなにブログかダイアリーがあれば参加可能なイベントです。初心者歓迎ということですのでどなたさまも気軽にご参加ください。
tankanome.hateblo.jp


1. 星
佃煮にするほど人も星もあり同じものはひとつもなしに

2. 吹
てのひらに享ければずんと吹きガラス気泡ひとつぶ核に持ちをり

3. はちみつ
大きめのマグを呷ればはちみつが頭蓋のおくで仄かに光る

4. 川
身のうちに川(ベツ)を飼っていることの証しのように濫るる黒髪

5. 秋刀魚
あすは去ぬ子にさんま焼きにけりすだちを割けば痛いほど蒼


テーマ詠 「秋」

庭に花テーブルに人の咲ける午後おひとりですかと問われ頷く

2人ぶん煮(た)く大根とジャガ芋と卵そこから先を決めかね

巻き爪を庇いながら下(お)りゆけば練習曲が伴(とも)をしにける

一枚の壁に難渋するユンボとんぼと眺めし神戸岡本


今日は銀行に三度目の正直で行ってきました。
それから山手の邸宅街を歩いて住宅の解体をぼんやり眺めて、自転車を停めた公園までおりてきたら自転車盗られてました!しょうがないからそのまま買いに行ってしゃれおつなブラウンの買った。ふふふ。

いろいろあるねえ。


9月30日 追記


テーマ詠 「秋」 (推敲と追加をしました。可能ならばこちらでお願いします)


山の手をあるき疲れて土壁に手こずるユンボしばし眺めり

巻き爪を庇いながら下(お)りゆけば練習曲が伴(とも)をしにける

庭に花テーブルに人の咲ける午後おひとりですかと問われ頷く

自転車の消えしところに立ちすくむ盗られるものが我にありしか

花道をゆくかのように店を出てまっさらなペダルつよく踏み込む

自転車の色に迷わず二人ぶん煮くおでん種に迷ひけるかな


以上です。

自転車は盗られましたが、実はもう買い替えようと思っていたのでした^^ 

テキレボのウェブカタログ・お買い物代行のご案内

先日からテキレボのウェブカタログがオープンしております。

https://plag.me/c/textrevo04

わたしの手製本のページはこちら。
plag.me


で、ウェブカタログを見たり公式のアンソロジーを読んだりしてみての感想は、「やはり文フリよりはライトな雰囲気の作品が多いな」ですね。今回は刀らぶのプチがあるらしくそのぶんこれまでと多少傾向が違っているのかもしれませんが、それでも全体的にはライトで明るい作品が多い印象です。

とうらぶプチ→http://syobon-novels.com/tourabu-asakusa/



そして、お買い物代行受付(要するに通販)も始まっています。
というか明日が登録受付の最終日です>< 案内が遅くなってすみません。

詳細はこちらから→http://text-revolutions.com/event/archives/4441


サービス利用の登録受付は明日9/25 23:59まで
購入希望のリストの提出期限は明後日9/26 23:59 までです。


泣草図譜はテキレボには10部納品するだけなのでもしかしたらなくなっちゃったらすみません。
よかったらZine展別府の代行で5部出すのでそちらでぜひ!
内容は結構しみじみ来るんですよ、そして封筒とか栞とか凝ったんですよ、かわいいんですよぅ^^



短歌関連の近況報告・おしらせなど

短歌ハッシュ9月の振り返りから。
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九月のテーマは実(身)でした。
わたしのはどんなだったかというと

母辞める理由に充分だと思う「一身上の都合により」

わたし、今月なかなか詠めなかったんです。息子が帰省していてなんとなく落ち着かずwそれで愚痴短歌詠みました。
もう、ただの日々の記録ですね!でもわたしはべつに短歌ってそれもアリだと思うんですよ。人間だから波があります。


以下は参加された方の関連記事です。よかったらどうぞ。

短歌ハッシュ 実(身) - w a k u r a b a
短歌ハッシュ(9月)に参加しました - ウサギノオト


あっというまにもう23日で、今月も一週間しか残ってません。短歌ハッシュの募集、10月は少し遅れるかもしれません><
それと、ハッシュはZine展@別府というイベントに出展するって話しましたね。お品書きができたので見てください。

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・一番上はテキレボのために作った詩画集ですが、今回急遽5部追加してこちらでも頒布することにしました。

・二番目が短歌ハッシュ。9月号を折本にして。過去のものは短歌を抜いてイラストだけ。全部を和紙で刷りました。

・三番目は過去作の短歌から秋らしいものを選んでA6サイズのミニ歌集にしたものと枯紫陽花の便箋のセット。
便箋って気に入るもの、あります?わたしは万年筆で縦書きがしたいんですけど、なかなかいいのがない。特に紙の方向。A4を横にして縦書きしたいんですがほとんど市場にない。で、作りました。これだと3つ折りにして長封筒に入れても折目が罫と同じ方向です。(ココ大事!)
 
・四番目は短歌を綴る小さいノートとブックカバー。秋らしい吾亦紅の柄でお揃いにしてあります。便箋もそうですが、これもフールス紙という万年筆に特化した紙を使っています。書き心地を楽しみたいのです。


通販が可能になったらまたこちらで追記いたしますね。

イベント詳報も置いときます。
Zin展別府のホームはこちら→zine展 in Beppu 3 - zine展 in Beppu 3
同出展者リストはこちら→出展者紹介 - zine展 in Beppu 3


それから短歌といえば短歌の目、再開だそうですね!ありがとうございます。
とはいえ、今月は手が回らないかもしれないんですが。できるだけ参加の方向で、と思ってますのでよろしくお願いします。
やってみたいと思っていた方、チャンスですよ。一緒にどうですか。初心者歓迎のイベントです☆

ちなみに今月のお題は

題詠 5首

1. 星
2. 吹
3. はちみつ(蜂蜜、ハチミツも可)
4. 川
5. 秋刀魚


テーマ詠 「秋」
(1〜5首。テーマの単語を盛り込む必要はなし)


となっています。
私も残り一週間がんばってみます。ではまた^^

初めてのテキレボ、テキレボアンソロ&企画参加

今日はテキレボ公式アンソロ紹介と、企画への参加のことやテキレボの印象など。大阪文フリに向け、『海柘榴』のことも少し。

公開されたアンソロのわたしのページはこちらです。(これは白黒ダイジェスト版で、委託する冊子のほうはカラーですよ)
泣草図譜やまばと編(アンソロ版) – Text-Revolutions

テキレボアンソロの全作品はここから
第4回Webアンソロ「和」 – Text-Revolutions


公開されたその日のうちに年賀状より多い感想をいただきましたw(年賀状を廃止しているので僅少なんです!)感想ってやっぱり嬉しいもんですね^^
テキレボのイベントまではまだひと月あるんですがアンソロに参加しているとなにかとツイッターでコミュニケーションが発生して、初参加なりになんとなくお祭りに参加させてもらっている実感がしてきます。参加者がみんな新参者に親切ですし熱気があってよいな~と。
まあ、なごやかで楽しい場であることと厳しい批評精神を両立させるのは難しいというあたりが気になるといえばなるんですが、創作を趣味の範疇と割り切って楽しみたい向きにはおおいにお勧めしたいイベントです。

公認マスコットのれぼんちゃんも、わたしの作品の公開方法についていろいろ気遣いをしてくれました。絵と文章が混在する形式なので公開手法とかジャンル分けとかなにかとメンドクサイのです。テキレボは比較的二次創作に親和性がある運営さんで、テキストと絵を対立的にとらえるひとがユーザーにも少ない印象。それは自分のようにどちらもやりたい、混在させたい人間にはとてもありがたいです。(切実に居場所がない)

テキレボはまだ規模が小さいこともあって、参加者同士はもちろん参加者と運営とのコミュニケーションもこまやかな場所だなと思います。


さて、『泣草図譜やまばと編』のことを少し解説させてください。

これは『海柘榴』という作品からの派生にあたります。
花うさぎで作っているものには2つの「夢使いシリーズ」がありまして

1 『夢のように、おりて来るもの』の系列
2 『あやとりゆめむすび』の系列 読めます→TOP | 百年冷蔵庫

この2のほうの流れで『海柘榴』→『泣草図譜やまばと編』が存在します。

『海柘榴』は徹というアラサーの男性が法事で小浜を訪れ、13年前亡くなった従兄の思い出話をするというもの。今度の大阪文フリでも頒布があるのでぜひ手に取ってみてください!(D-02こんぽた。様とC-28兎角毒苺團様)

いただいた感想を転載します。

ホクリクマンダラの「海柘榴」読みました。
少年二人の海にまつわる話、というだけで好みど真ん中だというのに、八百比丘尼伝説のゾッとするような美しさや、日常の中に息づく特殊な能力などドキドキする要素満載で、本当に読めて良かったと幸せな気持ちになりました。

ひがんて どこ 

きっと 海の向こうだよ

の部分を読んだ時には、体の中を何かが走り抜けてゆくような震えを覚えました。読み直しても涙が出ます。徹くんの勝くんへの憧れと、勝くんの「憧れに応えたい」という気持ちが切なくて。教えてもらったこと。教えてもらえなかったこと。夏が来るたびその両方が徹くんの胸を締めつけるのでしょうね。夢に殺される可能性がある、という意味では夢使いと物語書きは似ているところがあるな、なんてことも思いました。夢に負けてしまうことなく、強い夢を見続けたい。夏の海辺の空気のような濃密な物語を、ありがとうございました!
#北陸アンソロ hashtag on Twitter

柳屋文芸堂( ‏@yanagiyamanpuku )さま、ありがとうございました。


この主人公・徹のその後をコミックで描いた『GRENADE――ザクロ残照』という作品を中に挟んで『泣草図譜やまばと編』があります。
『GRENADE――ザクロ残照』では徹の恋愛経験とあらたな能力のめざめを描きました。
ここで登場する恋人、祐介が『泣草図譜やまばと編』の主人公になるんです。

コミック『GRENADE――ザクロ残照』はウェブ作品で、こちらからご覧になれます↓
http://tales-of-start-line.jimdo.com/%E5%8F%82%E5%8A%A0%E8%80%85%E4%B8%80%E8%A6%A7/%E3%81%86%E3%81%95%E3%81%86%E3%82%89%E3%82%89-%E7%A6%8F%E4%BA%95%E3%81%AE%E5%B0%8F%E6%B5%9C%E3%82%92%E6%B3%95%E4%BA%8B%E3%81%A7%E8%A8%AA%E3%81%AD%E3%81%9F%E7%94%B7%E3%81%8C%E5%A4%A2%E4%BD%BF%E3%81%84%E3%81%AE%E7%94%B7%E3%81%A8%E9%81%8E%E3%81%94%E3%81%97%E3%81%9F%E4%B8%80%E6%99%A9%E3%81%AE%E7%89%A9%E8%AA%9E-web%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%82%BD%E3%83%AD%E3%82%B8%E3%83%BCindex/



祐介は徹と別れたのち実家の農業を引き継いで暮らしています。
『泣草図譜やまばと編』は花の絵と祐介くん視点の短歌、それと姪っ子そらちゃんの語りで東北の穏やかな日々を綴ります。


さて、この『泣草図譜 やまばと編』は2つのテキレボ内企画に参加します。

・おっさん×少女 企画
・鳥散歩 企画


花と短歌の詩画集に少女と鳥をぶっこむ!いかに無茶と感じさせないものにするか腕の見せ所だ~☆みたいな、おかしな燃え方をしていますよw

テキレボ内には参加者が勝手にやってる企画がいろいろありまして、ざっと思い出したのを紹介すると↓

・おっさん×少女
・おねえさん×ショタ
・百合
・二次創作
・鳥
・架空生物
・長編
・和風小説
・演劇

などなど、共通要素でサークル同士繋がるための仕組み。具体的にはサークル紹介の一覧マップのチラシを無料で配布するとか、ラリー形式にしてお客さんに立ち寄ってもらおうとか、アンソロ冊子を作るとか。今回わたしは「企画への参加をまず柱にして本を構想していくのも楽しいのでは?」と2つのマップ企画に参加を決め、それに見合う中身を制作中です。どうなることやら。(予定外に息子が長居をして進捗ダメダメなのだw)

無事冊子の仕上がりをお見せできる日が来ますように!では、また。

短歌ハッシュ9月号配信とZin展別府のこと 

昨日配信開始しました。セブンイレブン  49191174 A4 カラー 60円 16日までです。

今回は生まれて初めて短歌詠んでみた!というお二人に表紙と裏表紙を担当していただきました。
わたしは自分自身の短歌についてはそれなりにこだわりがありますが、短歌というシンプルな器にはいろんなものを盛ることができると思っています。
(私の場合は基本、日記です。ときどきフィクション的なものもやります。泣草図譜がそうですね)
このネプリは「短歌という盛皿を使った」という共通項でだけ繋がっていればそれでよい、そういうイベントとして場を提供しています。
どうぞ固く考えず、どなたでもご参加ください。


さて、今回のネプリは Zin展別府 というイベントに出展します。(詳細は以下)


Zin展別府のホームはこちら→zine展 in Beppu 3 - zine展 in Beppu 3
同出展者リストはこちら→出展者紹介 - zine展 in Beppu 3


和紙で自宅プリンター印刷のものを、過去の短歌ハッシュ2回分(イラストのみバージョン)とセットで100円で頒布します。
ネプリのようなテカりがなく色味が黄色っぽいので、彩度を少し下げてナチュラルな雰囲気に調整をしています。

ちょっと違うの、わかるかな、右が和紙バージョン。
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昨日はZin制作・頒布に必要な屋号シールとかポップとか値札シールを急ごしらえしました。ふうーー、めんどくさいですね><



このイベントは現地へ行かなくても入手が可能だそうですよ。1作家につき3点まで頒布可なので、わたしも短歌ハッシュのほかに2点出展予定です。
納品を終えたらまたお知らせします。よろしくお願いいたします。

300字SS 『百日』 お題:訪れ

さるすべり百日紅(ひゃくにちあか)いって書くんだ

冷たくなめらかな肌は何か大きな生きものの骨のようだ。

人骨みたいだろ

触れたことがあるかの口ぶりで言う。

恋人が訪れるのを百日待った女が死んだ場所に生えたんだとか
百日って長い?
百箇日っていうしね。人が涙を涸らすだけの時間ではあるな

物知りな従兄とは2つしか違わない。

百日で死体は骨になるかな?
さあ
やってみようか

咽喉に食い込む指を狛犬が見て見ぬふりした。

ひとつの行為がその相手如何で屈辱にも愛にもなり得ると気付いたのは僕が十二のときだ。
涙を涸らすのが百日どころではすまないことを、そのときの僕はまだ知らなかった。


(了)




これは北陸アンソロ『海柘榴』からのスピンアウトです。
また、このSSは下記ツイッター企画の参加作品です。


短歌ハッシュ 9月の参加者募集します☆

今月は折本にすると渋めピンクに青紫で葡萄の表紙

文庫本カバーにした状態はこういうの

たぬきのような謎生物は栗鼠ですよw
最初は栗鼠に木の実と思ってたんですが、やってみるとかわいすぎてしっくりこなかった。
調べると栗鼠には葡萄柄が一時流行したらしく、着物の柄としても流通が多いようでこちらに変更。
市松模様を前回からの継続で取り入れてメリハリをつけました。
色は葡萄を連想する色構成ということで迷った末これに。このカラーは調整が微妙で難しかった。


どうでしょう。秋らしく渋い一枚になったかな?


さて、下記のとおり参加者を募集しております。


基本的に申し込みは上記ツイッター告知へのリプライでお願いしていますがツイッターをご利用でない方ははてなハイクでリプライくださっても結構ですよ。こちらへ↓
http://h.hatena.ne.jp/usaurara/83464910503665866


短歌、気楽に一首詠んでみませんか?


追記:あっというまに残り一席になっています、お早めにどうぞ。( 09/01 23:30現在 )
追記:全席埋まりました!ありがとうございました。( 09/02 09:00現在 )